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2008年7月27日

文月二十七日の歌

谷筋を昇り来る霧尾根を越え木々は心のままにこそ見ゆれ


0807271

福島県に近い茨城県北の山の中から降りてきた。

山の中は涼しかった。水戸の気温は二十七度ぐらいまでしか上がらなかったようなのだが、山の中はそれよりも多分、四度から五度は低かっただろう。

涼しかったが、霧に覆われて、青空は少しも見えなかった。涼しさのみが収穫だったかもしれない。

京都に行って、少しは暑さに慣れていたのだが、今回の山の中の暮らしで、一挙にそれが失われた。下界に降りたら大変な暑さだった。

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