文月三日の歌
筑波嶺の風を背に受け利根川を越ゆれば別の風の吹くなり
朝、天気予報を聞いていると、しきりに 「今日は朝から蒸し暑い」 と言っている。ところが、つくばの地では、それほど蒸し暑さは感じない。むしろ涼しいぐらいのものである。
同じ関東でも、東京都心とつくばの地では陽気が違うものらしい。というわけで、今朝は蒸し暑さを覚悟して東京都心に出てきた。
常磐線取手駅のプラットフォームの南側の端に立つと、すぐ近くに鉄橋が見える。利根川を渡る鉄橋で、茨城県と千葉県の境になる。
この鉄橋を境に、天気ががらりと変わっていることがあるから、油断がならない。利根川のこちらと向こうとでは、空気が違う。ましてや、東京都内とではかなり違ってくる。
東京都内に着いてみると、やはり蒸し暑い日である。だんだん夏らしくなってきた。
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