« 文月十日の歌 | トップページ | 文月十二日の歌 »
川のみにあらざり森羅万象はさざ波を立つ静けき朝も
今朝は静かな朝である。静かな朝とはいえ、裏の川面をみると、さざ波が立っている。
さざ波が立っているのは、川面ばかりではない。このさざ波は、風の動きの反映である。つまり、空気にも同じ波が立っているのである。
そして空気ばかりではなく、岸に生える蘆にも同じ動きが伝わっている。あの川面のさざ波は、あのあたりの目に見えない 「波」 を、目に見える形として翻訳してくれているのである。
この静かな朝にも、目に見えぬところで、森羅万象は常に動いているのだ。
2008年7月11日 徒然の歌 | 固定リンク Tweet
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
内容:
この記事へのトラックバック一覧です: 文月十一日の歌:
コメント