文月二十日の歌
灯火のにじみたゆたふこの夏の宵の口こそ開け初めしなれ
今日は一日中、水戸方面にて缶詰め仕事。東京は気温が三十二度になったというのだが、水戸方面は二十六度程度までしか上がらず、気温差六度。窓を開けていれば風が通り抜けて、冷房要らずだった。
朝と晩の常磐道は、夏休み最初の日曜日とあって、かなり混雑した。ただ、海水浴に繰り出した人たちは、思いの外の涼しさに戸惑ったんじゃなかろうか。
茨城県の海水浴場は、大洗といい、阿字ヶ浦といい、案外海水温が低い。寒流の親潮だからだろう。こちらに引っ越してきて、初めて海水浴したときは、海のあまりの冷たさに驚いてしまった。
私の育った庄内の海は、冬は大荒れだが夏は本当に穏やかになる。そして海水温も高い。日本海という巨大なたらいが、夏の太陽でしっかり暖められるためだ。
日本という国も、狭いようで案外広いのである。写真は、日が暮れてから買い物に寄ったショッピングセンターの駐車場。
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