文月二十六日の歌
川面には虫の飛ぶらむ燕の姿と魚の跳ぬる音の朝
昨日、「明日は多分インターネット接続のできないところに行くので、和歌ログの更新ができないかもしれない」 なんて書いたが、考えてみれば、早起きして出かける前に更新すればいいのだった。
というわけで、今朝は早起きである。昨日の夕立で世界が冷やされて、まだ雲が晴れていないので涼しさを感じる。これも日が射すまでの束の間のことだろうが。
裏の川の水面にはさざ波が立ち、その上を何羽ものつばめが飛び交っている。川の上は虫が多いので、餌をあさるのに絶好のロケーションなのだろう。つばめだけでなく、時々魚も跳ねる。水音が聞えてそちらを向くと、波紋が広がっているだけである。
ところで、今日は私の五十六回目の誕生日である。その半分も生きたような自覚はないのだが。
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