葉月十七日の歌
農薬といふもの知らぬミニトマト虫食ふほどのありがたさかな
昨日とは一転して、秋を感じさせる涼しさになってしまった。天気図をみても、夏の太平洋高気圧は前線の下に下がってしまって、本州は北からの高気圧に覆われている。
ところが、このまま秋になるのかというと、そういうわけでもないらしい。東京の週間天気予報をみると、明日の最高気温が三十度と予想されていて、火曜日からはまた、三十二度とか三十三度とかになっている。
そう簡単には本格的な涼しさは来てくれないようなのである。
写真は我が家の裏の空き地のミニトマト。植えたのは向かいのご主人だが、入会地みたいな感覚で、近所の人が適当にもらって食べている。早く食べないと、無農薬なのでいつのまにか虫の方が先に食べてしまって、ご覧のような虫食い穴になる。
夏の風物を虫と分かち合うのも、なかなかいいものである。
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