葉月十二日の歌
おしてる難波の宮はビルを背に民の竈ぞ望みいませる
今日は大阪に日帰り出張。「真夏の京都と大阪には、できれば行きたくない」 なんて言っていたのだが、先月末の京都、今月の大阪と、大当たりである。
昼頃、新大阪駅に着いてプラットフォームに降りたとたん、思わず口をついて出た言葉が 「うっ、暑っ!」
モワーっとする暑さだ。それでも、京都の焼け付くような暴力的な暑さと比べればなんとか耐えられる。それにしても、真夏の関東と関西は、別の国じゃないかと思うほどだ。
訪問先の近くに、難波神社という立派な神社がある。御祭神は、なんと仁徳天皇という。あの民の竈に煙り立つを喜び給うた仁徳天皇である。せっかくだから、お参りさせていただいた。
「おしてる」 は 「難波」 にかかる枕詞。
仕事はサクサクと進み、思ったより早く帰りの新幹線に乗ることができた。さあ、明日は帰郷である。渋滞をうまく避けて行きたいなあ。
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