葉月五日の歌
昨夜より鳴る雷を明けてよりなほ聞きさらに日暮れても聞く
昨日から大変な蒸し暑さである。今日の東京の最高気温は三十度と予想されていたが、いつの間にか三十二度になっている。
三十二度というのは、昨日より三度も低いが、湿度が高いので、蒸し暑さは今日の方が上だ。
昨夜、帰宅する頃に雨が降り出して、車を降りて玄関に入るまでにかなり濡れてしまったが、その雨粒が少しも冷たくない。空からぬるま湯が落ちてきていた。
そのままの蒸し暑さが一晩中続いて、明け方頃に少し涼しくなった。とはいえ、雷はずっと鳴りっぱなしだ。これだけ鳴って、よくまあ電気エネルギーが尽きないものだ。
「今日は少しは涼しそうだね」 なんて言っていたのだが、朝の八時を過ぎると大変な蒸し暑さだ。そして、東京神田周辺でも雷が一日中鳴っている。時々、もろに近くに落ちたような閃光と 「バリバリ」 という雷鳴に包まれる。
夜に帰宅してもまだ時々雷鳴が聞える。まる一日以上、雷に付き合わされたのは、生まれて初めてだ。というわけで、今日の歌はこの体験そのままである。面白くもなんともないが、こう詠まずにはいられなかったということだ。
明日の天気は曇りで、最高気温は三十度との予報だ。この湿度が少しは下がってくれるとありがたいのだが。
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