小夜更けて見上ぐる空に待つまでもなく照りゐたる居待月かな
夜が更けて帰宅するまで、和歌ログの更新を忘れていた。今日はカメラのバッテリーを入れ忘れて出かけてしまったので、写真を撮ることもできなかったし。
帰宅して、カメラのバッテリーを装着し、表に出てみると、暗すぎて写せるものなど何もない。ふと見上げると、そこに満月を少しだけ過ぎたばかりの月があった。
この月を古来より居待月と言ったらしい。「居る」 は座っているとの意味で、「月の出を立って待つには遅すぎる月」 だからそう呼ぶという。「寝待月」 とも言うとある。
そうか、今日はこの月を写すために、バッテリーを忘れて出たのかと納得した。
コメント
柴門押出小庭幽 吹面微風感早秋
仰見今宵居待月 朦朧玉兎暈囲柔
私も夜の愛犬の散歩時に空を見上げました。
うっすらと朧な月が美しく出ておりました。
あぁ、秋だ!・・と。
美しくやるせない季節はすぐそこに来ていますね!
投稿: 歩遅子 | 2008年8月19日 09時08分
歩遅子 さん:
前回の漢詩とはずいぶん違った印象ですね。
やはり、季節は変わりつつあるようで、少なくとも、明日あたりからは熱帯夜は避けられそうです。
(とはいえ、今日は暑いですが ^^;)
投稿: tak | 2008年8月19日 10時30分
ええ、tak様のお気持ちになって・・・詠んでみました!
なんだか、美しい情景を想像してしまって!!
投稿: 歩遅子 | 2008年8月19日 14時41分
歩遅子 さん:
>ええ、tak様のお気持ちになって・・・詠んでみました!
そうでしたか。ありがとうございます。
道理で、妙にしっくりくると思いました。
投稿: tak | 2008年8月19日 23時32分