長月一日の歌
坂東につくつく法師鳴く声の聞こえぬうちに夏は行くなり
今日から九月になってしまった。学校の夏休みも終わり、二学期である。もっとも、私の生まれた庄内は、夏休みは八月二十三日ぐらいまでだった。
子供の頃は、「東京の子たちは八月末まで休めるらしいのに、どうしてこっちは夏休みが短いんだろう」 と思っていた。その分、冬休みが長いとは知らなかった。
もっとも、関東でも夏休み短縮の動きが出ているらしい。例の 「ゆとり」 教育の弊害で、「羮に懲りて膾を吹く」 的な発想だ。
ゆとり教育が悪かったわけではなく、ゆとり教育に適した教え方のノウハウがない教育界が悪かったのだと、私は思っているのだが。
ところで、今年のつくば周辺は、まだツクツクホウシの鳴き声が聞こえない。一体どうなっているのか、私は気にかかっている。
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