神無月三十一日の歌
敷島の身丈に合わせおづおづとセイタカアワダチソウは咲きをり
昨日ほどではないが、今日も朝から肌寒い。いよいよ秋が深まってきたようで、私もようやく秋冬物のジャケットを着るようになった。
いつも 十月下旬頃までは、秋冬物の総裏のついたジャケットなんか、暑くて着られない。それに、五月半ばから九月下旬までは、半袖ポロシャツである。
考えてみると、私が春夏用のジャケットを着る期間は、四月、五月と十月の三ヶ月しかない。秋冬物のジャケットは、十一月から三月までの五ヶ月間なので、私は一年の三分の一はノージャケットで通しているわけだ。夏向きの男である。
駅までの近道は今、造成中で、まだ手つかずのところは草ぼうぼうである。セイタカアワダチソウも目立つが、一頃ほど我が物顔で生い茂るということもなくなってきた。
さしものセイタカアワダチソウも、日本の風土に合わせて小さくなっているようで、この写真のものなど、五十センチぐらいしかない。バブルの頃の地上げされた土地を埋め尽くしていたセイタカアワダチソウは、確実に私の背丈より高かったが。
日本の自然は、いつの間にか箱庭化してしまうもののようだ。
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