神無月十二日の歌
カメラもてひた追ふ我を憂き者と思ひゐるらむ許せ白鷺
今朝も裏の川瀬に白鷺が来て餌をあさっている。今日は休日なのでゆっくり眺めていると、時々素早く水の中にくちばしを突っ込み、魚を捕らえている。
土手まで出て、慎重に近付いて大きく写そうとするのだが、ある程度まで近付くと飛んで逃げる。といっても、逃げ去るというほどではなく、ちょっと離れたところまで移動するという程度だ。
白鷺にしてみれば、私の存在がうっとうしい邪魔者に感じられるだろう。それを重々承知の上で、恐縮だが、しばらくそぅっと追いすがってシャッターを押させてもらった。
他人が入ってくると圧迫感を感じる自分の縄張りのようなエリアのことを、「パーソナル・エリア」 という。日本人の平均的なパーソナルエリアは、半径八十センチだと言われる。とすると、白鷺のパーソナルエリア、いや、バードエリアは、かなり大きいようなのだ。
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