霜月二十五日の歌
金色のボールは街の灯を受けてげに慎ましく光りゐるなり
クリスマスまであと一ヶ月になった。ずっとほぼ缶詰に近い状態の旅の空だったので、浮き世の様子がわからないままだったが、今日クリスマスの飾り付けを間近にみて、ようやくそんな時期になったのだと得心がいった。
昨年は残暑がずっと長引いて、「秋はまだか?」 なんて言っているうちに、ふと気付くと冬になっていたという感じだったので、クリスマスがあまり現実味をもたなかった。今年はきちんとした秋を越した感じがして、その分、クリスマスが近いという気がする。
街に飾られたクリスマスツリーが、今年は小さい。景気のせいだろうか。小さいクリスマスツリーの方が、なんとなく親密な感じがする。
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