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2008年12月31日

平成二十年大晦日の歌

蒼鷺の立ちて留まる岸辺より逃げし白鷺戻りまた立つ


Wakalog_081231_2 我が家の裏手を流れる川の向こう岸に、白鷺と蒼鷺が並んでいた。白鷺はしょっちゅう来るが、蒼鷺は、見ないわけじゃないが、白鷺ほどにはお馴染みじゃない。

それだけに、白鷺と蒼鷺の並んでいるショットなんて珍しいから、さっそくデジカメをもって近付くと、白鷺は気配を察して飛び去ってしまった。

いつも思うのだが、白鷺はかなり神経過敏で、人の気配や物音を敏感に察知してすぐに飛び去る。しかし、蒼鷺は呑気というか豪毅というか、相当に近付いても平気で立っている。

白鷺は自然界にいて目立つので、やはりどうしても用心深くなってしまうのだろう。蒼鷺は、保護色っぽいといえばいえる。諦めきれずにしばらく待っていると、白鷺が戻ってきた。よほど気持ちのいいスポットのようだ。こんどは静かに近寄り、そっとシャッターを押した。

ただ、川の向こう岸だけに、いかにも遠すぎる。私のカメラは望遠七・一倍と、コンパクト・デジカメとしてはちょっとしたスペックなのだが、それでも、トリミングしてこの程度だ。これ以上トリミングすると、ボケボケになってしまう。

こんな時、三十倍ぐらいで写せるカメラが欲しくなったりするが、それだと大きすぎて気軽にどこでも持ち歩くというわけにいかなくなる。当和歌ログは、和歌と、あちこちで気軽に写した写真と、日記と、それと最近では英訳詩の四点セットなので、やはりコンパクト・デジカメに軍配があがる。

ちなみに英訳詩の方は、「英文自由律和歌」 と思うことにした。

A snowy heron suddenly flew away
From the opposite bank of the stream
Where a grayish heron kept to stay
Then, the snowy came back with a gleam

Wishing you all a Happy New Year!

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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