師走六日の歌
散り落ちし白き花こそ久しけれ木槿の枝の赤き日に映ゆ
予報では一日中晴れるということだったのだが、つくば周辺は、午前中は黒い雲の面積が大きく、晴れてきたのは午後になってからである。
冬の日射しは赤味を帯びている。午後二時を過ぎれば、夏の夕暮れのような色合いになる。太陽が一日中低いところにあるのだから、当然といえば当然だ。
夏から秋にかけてずっと咲き続けていたムクゲも、新たな花が咲かなくなって久しい。枝には花弁を落としたガクの部分だけがいつまでも残っている。
その干からびた色が、冬の日射しの色と相まって、ちょっとほっとするような雰囲気を見せている。ただ、日が当たらないと単に枯れた色になってしまうのだが。
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