師走二十日の歌
鳥海と月山かけて覆ひたる雪の白鳥蒼天を飛ぶ
庄内の最上川河口近くでは、この季節、朝になると 「コウ、コウ」 と甲高く鳴く白鳥の声がひっきりなしに聞こえる。河口に飛来している白鳥たちが、餌の落ち穂をあさるために、田んぼに飛んでいくのだ。
今朝は庄内の冬にしては珍しい上天気で、白鳥の飛ぶ姿が青い空にくっきりと浮かび、とても美しく見えた。
昼過ぎに酒田を発って帰路についても青空はさらに澄み渡り、朝には鳥海山の頂上付近を覆っていた雲まで晴れた。鳥海山の左側の峰が雲の影になってしまっているが、見事に見渡せた (写真左下)。
さらに酒田から南東方向には、月山の雪を頂いた姿もくっきりと見渡せた (写真右下)。冬の月山は黒雲に覆われていることが多く、冠雪した月山の頂上まで、こんなにも見事に見えるのは本当に珍しい。
この月山の中腹を走る月山道路 (国道百十二号線、通称 「六十里越え」) を走り抜けて、夜になってから帰宅した。念のためスタッドレスタイヤを履いて出かけたのだが、それはまったく必要のない快適なドライブだった。
As white as the snow that lie
On the peaks of Chokai and Gassan
I see a flock of swans fly
Across a blue sky reflecting the Sun
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
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