ある遺作展
亡き人の絵はことごとく今もなほ生きてゐるなり熱き息して
夜明け前にかなり強い雨が降って、朝になっても分厚い雲が立ちこめていたが、ラジオの天気予報は 「春の陽気になる」 と伝えていた。
本当かなあと思っていたが、十時をすぎると急に雲が切れて眩しい太陽が照り始めた。さすがに、最近の天気予報はその日のうちのことならよく当たる。
そして、「ただし暖かいのは日中だけで、日が暮れると気温は急降下」 という予報も、なんだか当たってしまいそうな雲行きだ。
日が暮れてから、妻と知り合いの画家の遺作展に行ってきた。写真に映っているのは、本邦初公開、私の妻の後ろ姿である。ボケボケなのは決して意識したわけではなく、デジカメのバッテリーが切れて、仕方なくケータイで写したためである。
美術家の遺作展というのは、いつもある時代を強烈に思い出させる。メランコリックだが、実はまだ生きて呼吸しているようなところがある。
We are in at an artist's death
Watching her works still alive
All of them draw deep breath
To let our memories shine and revive
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
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