« 有明の霜 | トップページ | 下町の貼り紙 »

2009年1月14日

霜と霜柱

土手腹の日陰に堅きカリフラワー靴底を突く霜の柱よ   


Wakalog_090114 昨日に引き続き、今朝も冷え込んだ。そして昨日は立ち枯れの菊に降りた霜の写真だったが、今日のは霜柱である。

霜と霜柱は違う。霜は大気中の水蒸気が結露して降りたものだが、霜柱は地面の中の水分が凍ったものだ。だから、霜は 「降りる」 というが、霜柱は 「立つ」 という。

私は本格的な霜柱というものを、このつくばの地に引っ越してきて初めて見たような気がする。

酒田に暮らしていた頃は、冬の間は雪と決まっていたので、霜柱なんか縁がなかった。そして、大学に入って上京してからも、東京都内に暮らしているうちは、コンクリート・ジャングルの中で、見事な霜柱にはあまりお目にかかれなかった。

ところが、つくばの地はさすがに北関東である。しっかりと霜柱が立つ。初めて見事な霜柱を見た時、私は 「こりゃ、カリフラワーだな」 と思ったのを記憶している。

試しに 「霜/カリフラワー」 のキーワードでググったところ、6,060件がヒットしたが、その中でも 「霜がカリフラワーに似ている」 という文脈で書かれたページは少ないようだ。私の見方が変わっているのだろうか。

しかし、今日の写真をみれば、納得してもらえると思うのだがなあ。

Like cauliflowers spread out on the moles
Ice needles projected from the ground
Frosted so hard that scrape my soles
With subtle rustling all around

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

|

« 有明の霜 | トップページ | 下町の貼り紙 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 霜と霜柱:

« 有明の霜 | トップページ | 下町の貼り紙 »