寒い朝
大寒のひむがしの空赤々と染めて待ちゐし日は昇り来ぬ
寒い朝だった。久しぶりで雲のない夜だったので、放射冷却が進んだようだ。
六時四十五分頃、日の昇ってくるのを、部屋の窓から写した。外に出ればもっとまともな構図で写せるとわかっていたが、寒すぎて出る気がしなかった。私は不精者である。
冬至を過ぎて一ヶ月以上経っても、日の出はほとんど早くなっていない。ちょっと調べてみたら、昨年十二月二十二日 (冬至) の日の出は六時四十七分、日の入りは四時三十二分。それに対して今日の日の出は六時四十五分、日の入りは五時二分である (いずれも東京のデータ)。
日の出の時刻は、冬至の日よりわずか二分早くなっただけだ。ちなみに、日の出は冬至を過ぎてもさらにしばらくは遅くなり、大晦日から半月近くは、ずっと六時五十一分となっている。早くなり始めたのは、一月十三日からだ。
冬至を過ぎれば、朝も夕方も均等に日が長くなる方向にずれていくというわけじゃない。しばらくは夜の方向に向かってのみ日が延びる。日の出は遅くなっても、その間、日の入りがそれ以上のペースでどんどん遅くなっているので、確かに日は長くなっているのだが、早起きの辛さは相変わらずだ。
こんな自然の摂理からみても、人間は早起きより夜更かしの方が楽なようにできているのかもしれない。
Before dawn in the coldest day
Eastern horizon lighted up into madder
Then my window see a glorious ray
From the sun getting higher and higher
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