入れ子の波
立つ波に更なる波の刻まれて風は宇宙に吹き渡るなり
天気は昨日から一転して快晴になったが、北風が思いっきり吹いている。裏の川面も波の影が濃く刻まれている。
この分だと庄内は吹雪なのではあるまいかと、庄内 CAM さんを覗いてみると、案に相違して、酒田市内は少しも雪の積もった様子がない。雨か、雪だとしても地面に落ちたと途端に解けてしまっているようだ。
ただ、山居 CAM さんのカメラは向かい風にまともにあたって、画面が水滴に覆われ、何が映っているかわからなくなってしまっている。風だけはかなり強そうだ。そして、朝日 CAM さんはさすがに月山街道の途中だけあって、積雪が見える。
川面の波を見ていると、波の表面に小さな波がたっている。そして逆に視界を大きく取ると、それらを包含してさらに大きなうねりのような波があることがわかる。
小さな波の中にも、さらに小さな波があり、その波の中の究極にも、素粒子レベルの波があるのだろう。そして、大きな波の外側には宇宙レベルの波がある。
世界は入れ子である。
On the surface of waves in the river
I can see minute waves multilayered
I feel the universal waves further
In the wind, mistically well-ordered
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