土に還れぬ銀杏
去年の暮れやうやく散りし銀杏の葉黄味帯びしまま土に還らず
朝から気温が上がらず、ずっと寒いままだと思ったら、昨日から大寒に入っていたんだった。道理で寒いわけだ。
去年の年末にようやく散った並木の銀杏の葉が、根本でまだ黄色のままになっている。散って間もない上に、ようやく寒くなったので、なかなか土に戻れないようだ。
立春が過ぎて桜の咲く頃になると、自然に土に戻っているのだろうが、それまでは冷蔵庫で保存しているようなものである。
落ち葉が自然に堆積するような環境だと、下に積もったものからどんどん土に戻るのに、都会ではなかなかそうはいかない。
Ginkgo leaves fell down and reposed
At the beginning of this winter
So cold that cannot be decomposed
Still taking on a autumn gold color
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