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2009年2月 8日

唯一郎の句

祖父の句の夜々にきしめる砂利舟の音をいかにせば今に聞かるる


Wakalog_090208 今日は一日中仕事で外出していて、写真を撮っている暇もなかった。帰宅したときにはとっぷり日が暮れていたので、外の景色は撮影不能。

それで、先日から気にかかっていた写真を載せることにした。『唯一郎句集』 に載っている直筆原稿の写しである。

唯一郎は、私の母の実父。つまり、私の祖父である。最近、"Today's Crack" で、この句集のレビューを開始している (参照)。

この直筆の句は、次の四句。いずれも秋の頃の歌だが。

馬のいばりする明るう枯れた林

しら菊葩の陽色を巻いてゆらぎもせず

秋口のくらしよ砂利舟きしみ過ぎる

むら肝冷ゆるに目の前鶏頭立ちて赤し

三句目は、「きしみ過ぎる夜々」 となっているが、最後の 「夜々」 がスミで消されている。なるほど、「きしみ過ぎる」 で終わる方が歯切れがいい。

直筆は女の字かと思うような、やさしい筆跡である。

How can I image the creaking sound
Of gravel boat passed away in Autumn night
Grand father used to hear all around
And sang it in his haiku so close and tight

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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