木蓮の蕾
木蓮の蕾の産毛儚くも光を透かし春立ちにけり
立春である。立春なのに、節分の昨日の方がずっと暖かかった。暦というのは別にピンポイントじゃないので、こんなことがあっても当然だが。
とはいえ、今年は暖かめな気がしていて、去年の今頃のように 「春はまだか」 なんて、震えながらため息をつくこともない。というわけで、今年は暦通りに、今日から 「春の歌」 というカテゴリーにさせていただこう。
ふと気になって、旧暦換算してみたら、去年の旧正月は二月七日で、今年は一月二十六日だった。つまり、去年は立春になってもまだ旧正月を迎えていなかったのだが、今年は十日も前に旧正月をすぎてしまっているのである。
去年より季節の進み方が早いような気がして当然なのだ。こんなふうに、旧暦というのは日本という国の生活実感にかなり即している。
写真は JR 取手駅西口広場の木蓮の蕾。ペデストリアンデッキの階段から見下ろして、最大ズームで撮った。来月の中旬頃になると、見事な花が咲く (参照)。今年は約二倍の横幅の写真でご紹介できるのが楽しみだ。
Spring has come in the air
As a delicate morning ray
Shine through the downy hair
Of magnolia buds, season's gateway
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
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