久しぶりの快晴
雪雲の晴るる弥生のただ中に光浴びゐし十八の我
本当に本当に久しぶりの快晴。暖冬から初夏を思わせる陽気を経過して、急に極端な寒の戻りがあり、そしてようやくこの季節本来の空に戻った。
明日からはまた崩れるらしいから、今日のうちにしっかりと清々しい空気を吸っておこう。
高校を卒業するまで暮らした酒田では、この時期の青空は本当に嬉しいものだった。冬の間ずっと、どんよりと低く垂れ込めた黒雲の下で吹雪に耐えるのだから、春になって青空が広がれば、それだけでもう天国である。
地吹雪に向かって歩くために硬く硬く凝り固まっていた頸から両肩、背中、腰に至るまでの、余分な力がすぅっと抜ける。悠々と深呼吸して、やっと人間らしい気分になれる。
関東の不順な天気を経過したものだから、つい田舎の春を思い出してしまった。
Dark clouds have gone away
Bright sky made me feel green
Everything was shining come what may
It was march and I was eighteen
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