春宵の常磐線
春宵の常磐線は地を這ひて下町の股すり抜けて行く
天気予報では、来週の前半までは気温は低めに推移するということだが、何のかのと言いながらも、今日はそれほどの寒さは感じなかった。もしかしたら、季節はずれの暖かさが一転したことに、ようやく体が慣れたのかもしれないが。
ふと気付けば、三月ももう二十七日になってしまった。あと四日で新年度だ。新年度の始まる頃には、もう少し暖かくなっていてもらいたいものだ。
暗くなってから取手駅に着いた。西口のペデストリアンデッキからプラットフォームを見下ろすと、自分の乗ってきた快速電車が折り返して上野駅に向かうところである。
友部正人の歌に 「中央線よ空を飛んで あの子の胸に突き刺され」 という歌詞があったが、ああ、常磐線はいつも地を這っている。
Joban line train has faced round
To go back to congested Ueno
Crawling on the evening ground
Between two legs of sentimental Tokyo
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