暖かき春の日
霞み立つ日は身近なる幸ぞ良き待ちゐし春の既に来たれば
ようやくお天気が続くようになってきた。明日もお天気で、金曜日には崩れても、日曜日にはまた持ち直すとの予報である。
今日は東京に出ることもなく、茨城県内のあちこちを駆け回った。車での移動とはいえ、あちこち行く日というのは晴れてくれるに越したことはない。
お昼頃、一時間ぐらい駐車場に車を停めて再び乗り込むと、車内がむっとするほど暑くなっていた。これはちょっと季節の回転が速すぎると思ったら、ラジオのニュースが、「四月上旬頃の気温」 と告げていた。桜の散る頃の陽気では、暖かく感じるわけだ。
写真は、取手駅近くの国道六号線にかかる歩道橋から、利根大橋の向こうに都心方向を望んだところ。冬の風の強い日は、かなり遠くのビルまで望めたが、今日は利根川の対岸に近いビルが見えるだけで、それより先は霞んでよく見えない。
春には霞がかかる。それは、無闇に彼方を望んで何事かを待つという必要のない季節だからである。待ち望んでいた季節は既に来たれり。身近に思いをいたして、喜ぶ季節である。
On a hazy spring day in this land
We can't see so long distance
Then, bless your happiness at hand
At merry season's grand entrance
(写真をクリックすると、拡大表示されます)
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