春の淡雪
有明の長鳴き鳥に目覚むれば刈田を染むる春の淡雪
関東の雪は、それほど大したこともなく、地面をちょっとだけ白くした程度で済んだ。舗装道路にはほとんど積もらず、屋根だけが白くなった。
樹木や田んぼ、土手の道なども、まだらに白くなっただけ。天気予報では、平地でも多いところで五センチから十センチ積もることもあるなんて言っていたので心配していたが、案外あっさりとしたものだった。
写真は、朝に取手駅まで行く田んぼの中の近道から写したもの。刈田を染める春の淡雪という感じである。
つくばに引っ越してきた二十七年前は、冬の終わり頃にはきちんと雪が降った。雪だるまが作れるぐらいに降ったものである。ここ数年は、雪は降っても雪だるまを作るのは無理だ。作ったとしても、表面が土まみれの情けないものになる。
A rooster crowed long before dawn
To urge me to get out of bed so slow
I looked out of the window to see the morn
Paddy field was speckled with light snow
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