つくばのネオンの色
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紫陽花の色淡くしてこの年の夏の日射しを未だ伝へず
朝から雨。だんだん本降りになってくる。最高気温は二十度に達しないという。肌寒いぐらいなのだが、湿度が高いのでちょっと動くと今度は汗ばんでしまう。なかなか難しい陽気である。
アジサイが咲き始めた。小さな蕾が開き始めたばかりで十分に色づいていないのだが、それでも早めに咲き始めた花は少しだけアジサイらしい色に染まり始めている。
五月も月末に近づいている。日は長くなっているが、もうすぐ梅雨だ。そして梅雨が明ければ夏がやってくる。今年はどんな夏になるだろうか。
Hydrangea flowers began to come out
As yet, most of them are still too pale
To show intensity of burning bout
Of comming summer on the trail
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不安定と予報されつつさりげなく持ちこたへたる今日の青空
今日は天気が不安定で、昼過ぎから雨が降り出し、所によって雷も鳴るという予報で、朝の出がけに見上げた空も写真のようにいかにもそれらしかった。
ところが、昼が過ぎてもちっとも不安定にならない。天も降らないし、雷も鳴らない。本当に天気が崩れるのは、明日になってからなのだろう。
今日は呑気に日が暮れようとしている。しかし呑気なのは天気だけで、私としては、いろいろ進捗の行き違いなどもあり、ストレスが溜まる一日だった。
ただ、溜まったストレスはその日のうちにさっさと吐き出してしまう術も、最近は身に付けつつあるので、胃が痛くなったりはしない。ありがたいことである。
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律儀にも季節巡れば知らぬ間に薄紅葵風に揺れ立つ
今年も土手にマロウの花が咲き始めた。このあたりのマロウはほとんどすべて、我が家の庭から飛んでいった種で増えているのだと思う。
元々はハーブで、ハーブというのはつまり野草だから、生命力は強い。何も世話しなくても、自分でちゃんと増えていく。えらいものである。
マロウは日本語ではゼニアオイとかウスベニアオイというらしい。花を摘み取って乾燥させ、熱湯をそそぐとハーブティになる。それだけでは青色だが、レモン汁を加えるとピンクになる。どういう化学変化だわからないが。
Herbs are fairhful naturally
To bloom just in their season
Mallows have come out so liberally
Witout any special reason
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ショッピングセンターを夜の稲妻の射照らし駐車場は光るわたつみ
朝から雨が降ったり病んだりで、夜になってから雷まで鳴り始めた。
先週の日曜に雨で延期になった町内会の草刈りだが、今日も雨。どうなることかと思ったが、町内会役員の判断は、「中止」 というもの。「延期ではなく中止」 である。
とはいえ、このまま雑草を伸ばし放題にしておくと、町内が草に埋もれてしまうので、役員だけで草刈りをするという。そんなことを言っても、放っておけないので、結局、雨具を着込んで手伝った。最近はエンジン式の草刈り機をかなり多く導入したから、案外あっさりと終わる。
その後、いろいろと仕事で出歩き、夜になってから帰宅。途中、ショッピングセンターに立ち寄り、買い物をする。ショッピングセンター内の駐車場はすっかり雨に濡れて、ネオンを映し込んでいる。
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田を埋むる早苗の色の夕暮れのサイドミラーの流れさみどり
実は、平成十五年十二月二日から、ずっと毎日歌詠みを続けてきて、今日で二千首目となった。始めた時はなるべく一日一首を続けようとは思ったものの、五年半も欠かさず続けられるとは思っていなかった。
詠んだ歌をすべてこの和歌ログに掲載しているわけではないのだが、それでも、私がこれまでで詠んだ歌の数は、多分二千五百首ぐらいのものだろう。五十七年近くの人生の中で詠んだ歌の約八割は、この五年半で詠んだということになる。
このくらい詠めば、「ネット歌人」 の端くれぐらいに思っても、あまり罰は当たらないかもしれない。
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一夏を一生とする甲虫の時間は止まる黒光りして
今日もまた暑い一日だった。朝の出がけに、もうカナブンを見た。道路の上をごそごそと這っていた。
これが夜になって、明かりを目指して 「ブーン」 と大きな羽音を立てて飛んでくると、もう完全に真夏のイメージなのだが、今回はもっさりと這いずっているので、季節感を一足飛びに真夏にするのは、保留にしておこう。
カナブンは一所懸命に這いずっていたが、私が接写でシャッターを切ると、ピント合わせの不可視光線を感じるのか、あるいは単にシャッター音に驚くのか、少し立ち止まって不思議そうに辺りを見回す仕草をする。
驚かせてしまって申し訳ないが、これがなかなか可愛い仕草なので、つい何度もシャッターを押して立ち止まらせてしまった。
昨日は蜂に緊張を強いてしまったし、二日連続で、ごめんね、虫たち。
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日暮れては電気の街にともる灯の八重の光の届かざる陰
関係している団体の引っ越しがようやく一段落付いた。土日にものを運んで整理し、月曜日に電源コードなどをオフィスフロアの下に張り巡らし、今日、ようやく電話が開通してインターネット接続も完了した。
Bフレッツのひかり電話システムのオフィスから、同じく Bフレッツだがマンションタイプのオフィスに移ったので、電話システムを INS に変更したため、手間取ったのである。
日が暮れてようやく全ての設定を終えて秋葉原の街を駅に向かった。昭和通りの上に高速道路の高架が走っている。右側は電気街で、日が暮れても人の往来が多い。
神田の住人から秋葉原の住人に変わってしまった実感が湧いてきた。
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我知らぬ蜜の甘さを蜂は知る日は昇り来て羽音ぞ満つる
昨日までとはうってかわって、清々しい初夏の陽気だ。東京の最高気温は二十八度ぐらいまであがったらしい。
朝、出がけに我が家の隣の空き地のシャリンバイを見に行くと、ぶんぶんと蜂の羽音が響いていた。蜜を求めてあちこちから蜂が集まっている。
蜂が飛び交っているとパニックになる人もいるが、私は全然平気である。こちらから悪さをしなければ、蜂だって人間を襲うなんていう面倒なことはしたくないだろう。だからこの写真のようにクローズアップの激写をするぐらいはなんでもない。
どちらかというと、蜂の方が意識してしまうようで、このくらいに近寄って写すのを許してもらうまで五分近くかかった。緊張させちゃってごめんね。
この蜂の三倍ぐらいの大きさの蜂 (スズメバチかなあ?) もすぐ近くにいたが、なかなか可愛いものである。
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降りしきる雨のつぶてを交ひ潜りなどてかくまで揚雲雀鳴く
最近は夜明けが早いので、目覚めた時にはもう鳥の声の満ちた朝である。今日もベッドの中で揚げ雲雀の声を聞きながら目覚めた。
あまりにも鳥の声に満ちているので、天気がいいのかと思ったが、窓を開けてみると、外は雨だ。けっこうまともに降っている。
こんなにもまともに雨が降っているのに、鳥は空を飛び交っている。とくに雲雀はただ必死に羽ばたきながら上に昇り、それからすぅっと降りてくるだけなのに、この雨の中を昇っている。
雲雀が鳴きながら昇るのは自分の縄張りを主張しているらしいのだが、こんな日でも休まずに縄張りを守らなければならないというのは、なかなか大変なことである。
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誰一人悲しむ者もなきうちにわづかなれども哀しみぞある
今日は関係している団体事務局オフィスの引っ越しで、朝から大わらわだった。神田の岩本町から、神田和泉町への引っ越しだが、最寄り駅は秋葉原に変わった。
一仕事終えてから JR 秋葉原駅に向かうと、大変な混雑である。ヨドバシカメラの前には、いつもはいない交通整理要員まで出ている。
そうか、今日は土曜日だったんだ。土曜日に都心に出てくるなんて滅多にないから、週末の秋葉原がこんなに賑やかになるなんて、知ってはいたけれど、全然実感がなかった。ようやく今日実感した。
写真は、ヨドバシカメラの前の大道パフォーマンス。人だかりはしていたが、正直なところ、あまりおもしろくはなかった。
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久方の奄美の島の漆黒に染まる紬の車輪梅咲く
今朝、出がけに気付いたのだが、我が家の隣の空き地に植えてあるシャリンバイが満開近くなっている。咲き始めたことさえ知らなかったのに。
シャリンバイは車輪梅と書く。毎年説明しているが、改めて書く。これは、我が家の長女が幼い頃、どこかで拾ってきた棒っ切れを地面に差していたら、いつの間にか根付いたものだ。なかなかの生命力である。
そして、かなり大きく育つまで一体何の木かわからなかったのだが、ある年、近くの家で作業していた植木屋さんに聞いて、シャリンバイとわかったのだ。
シャリンバイは、あの大島紬の染色に用いられる木である。この木の枝をチップ状に切り刻んで紬の糸をぐつぐつ煮ると、薄茶色に染まる。それを取り出して泥田に浸けると、奄美の島の田の泥に含まれる独特の成分が触媒となって黒に変化する。
ただ、それだけでは済まず、再びシャリンバイで染めた後にまた田の泥に埋める。そうすると、あの独特の深みのある黒になる。
私はシャリンバイの咲く季節になると、十年ほど前に奄美大島の大島紬を作る現場を取材した時の感動を思い出す。伝統に立脚した手作りというのは、かくもすごいものかと思ったのである。
「久方の」 は 「奄美」 の 「あま」 に無理矢理かけた枕詞。「染まる紬の」 までが序詞と思って頂きたい。
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新緑を照らす初夏の日その奥に潜む狂気に誰ぞ気づきたる
昨日はやや蒸し暑かったが、今日は空気がすっかり入れ替わったようで、朝からさわやかな天気である。新緑が日に輝いている。一年中で一番気持ちのいい季節だ。
ところが、この一年で一番気持ちのいい季節というのは、案外暴れん坊でもあるのだ。九年前の五月、取手駅周辺に降った雹は、大きな被害をもたらした。私の車も屋根がぼこぼこになり、サイドミラーが割れた。
今日も今日とて、夕方過ぎからさわやかな風が強く鳴りすぎて、通勤の電車に遅れが出ていた。それどころか、東北新幹線は運行を見合わせているという。
今、帰りの電車の中でこれを書いているが、ノロノロ運転である。外では一体どれだけ強い風が吹いているというんだ?
近頃、本当に天気が極端に振れがちだ。写真は、風が本当にさわやかだった朝方の光景である。
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鳥は昔さへづりなりきその声に姿与へし者ぞありける
初夏である。いや、暑さだけで言ったら、真夏に近い。本当の真夏になったら、どんなことになるんだろう。
関東はまだいい。関西なんて大変だ。先日大阪在住のカメラマンと一緒に仕事をしたら、彼は 「近頃、夏が近づくと毎年、『今年の夏は越せるだろうか』 と心配になりますよ」 と言っていた。
夜明けが早くなったので、目が覚める頃には、世界は鳥のさえずりで溢れている。なかなかいいものだ。
人間にとって、鳥というのはまず、その鳴き声である。鳴き声の認識の方が先だ。そしてその後に姿を認識する。姿が認識されればまだいい方で、「声はすれども」 で、姿を見たことのない鳥だっている。
鳥というのは、まずさえずりとして存在したのであって、そのさえずりに、神は姿を与えたのかも知れないと思ったりする。
Long ago, birds used be chirping
Somebody gave shapes to the chirping
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蒲公英の白き綿毛のさつくりと削られゐるは風の痕跡
神田祭のにぎわいも一段落して、関東は初夏らしい陽気になった。我が家の周囲のタンポポも、ずいぶん白い綿毛になっているのが目立ってきた。
この写真のタンポポの綿毛は、まるで昨日の風の向きを記録するように、斜めに削り取られている。ちょっとした位置の違いで、綿毛の残り方も微妙な角度の違いを見せているのがおもしろい。
初夏らしくなってきたといえば、我が家の裏手を流れる川の土手際も、あっという間に雑草が生い茂ってしまった。放っておくと手が付けられなくなって、藪蚊の温床になるので、早めに刈らなければならない。ところが忙しすぎて草刈りをしている暇がない。
今一番欲しいのは、時間である。
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田の緑色を増しきて遠くには病院の灯のともる家路よ
自宅オフィスで仕上げなければならない仕事に追われ、今日は午後五時に都心を離れ、常磐線で取手駅に着いたときはまだ六時半になっていなかった。
今の時分は、六時半はまだ日が暮れきっていない。もう初夏である。だから、今日からカテゴリーは 「夏の歌」 ということにする。立夏はとうに過ぎていることだし。
灯ともし頃、田んぼの中の近道を辿る。田植えが終わったばかりのころは、苗もひょろひょろして頼りなげだったが、もうしっかりと根付いている。
週末にはまた少し気温が下がるという予報だが、もう寒いなんてことはないだろう。
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平成の氏子は御輿担ぎ終へ電車で帰る神田駅より
この和歌ログは、原則として当日に撮影した写真を載せることにしているのだが、今日はあまりにもバタバタしすぎて、まともな写真を撮る暇がなかった。そして、昨夜取った写真に、使わないでおくにはもったいないものがあるので、それを使わせて頂く。
昨夜八時頃、広島から東京に戻ったついでに、神田駅で途中下車してみた。神田祭神幸祭の余波がまだ続いているかと思ったのだ。
駅に降りてみると既に祭は一段落してしまった様子なので、ちょっと拍子抜けしていると、向こうから御輿がやってきた。やっぱりまだ終わっていなかったようだ。
神田の街を、御輿が練り歩く。近頃はそんな時代のようで、男も女も分け隔てなく御輿を担いでいる。中には外国人の女性もいる。神田祭もインターナショナルになったものだ。
八時過ぎに御輿を担ぎ終わり、三三七拍子で締めて、担ぎ手は普段着に着替えて JR の電車に乗って帰っていく。近頃の氏子は、電車に乗って帰るようなところに住んでいるもののようだ。
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富士山を染むる夕日を切り分けて家路を辿る時速二百キロ
広島での仕事は予想以上に順調に運び、午後三時前には東京行きの新幹線に乗ることができた。日の沈む六時前には三島付近を通過し、車窓を通して富士山が見えた。
近頃、この付近を通る時には曇りがちの時が多かったので、富士山を頂上まで見たのは久しぶりである。さすがに少しだけ霞んでいたが、それでもしっかりと写真に撮ることができた。
ちょっとガラスに車内が映り込んでいるが、まあ、よく撮れた方だと思う。何しろ、時速二百キロ以上というスピードの、特急のぞみ号の小さな窓から写したのだから。
それにしても、四月の末から連休の恩恵にあずかることなく動きっぱなしで、五月の三日から五日までは渋滞をかいくぐって法事のために帰郷したので、さすがに疲れた。今日はゆっくり眠ることにしたい。
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試合なき夜の球場は満月の昇るに連れて影のみぞ浮く
広島に来ている。急遽出張が決まって、大あわてでホテルを手配し、午後七時に広島入りした。
東京を発つ時は雨が降っていたが、新幹線で西に向かうに連れてどんどん天気がよくなり、静岡あたりからは青空が広がり始めた。明日の広島は降水確率ゼロパーセント。いつもながら、私の旅は天気に恵まれる。
ホテルは新広島市民球場 (マツダスタジアム) のすぐ近く。今日は野球はやっていないようだ。灯の消えた球場の上に満月が出ていた。
今回は時間的余裕がないので、明日の昼過ぎまでに広島での仕事を終えてとんぼ返りである。広島は原爆ドームと安芸の宮島は見たので、取り敢えず心残りはない。明日はさっさと帰って体を休めようと思う。
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黒雲の上に広がる青空は輝けるらむ目も眩むほど
帰郷した酒田が結構暖かかったので、関東に戻ってからの涼しさには驚いた。昨夜などは、暖房を入れないと震えるほどだったし。
今朝も曇り空。天気予報で 「上空に寒気が入ってきています」 と告げられたときに特有の空模様である。写真は、取手駅から都心方向を見渡したところ。
都心に行くほど雲が厚く、風もなんとなく肌寒い。六日に立夏を迎えたので、そろそろ天気も安定するかと思っていたが、なかなかそうはうまく運ばない。
ところが、今東海上にいる台風一号が通り過ぎてしまうと、今度は台風の連れてきた暖かい空気が流れ込んできて、週末は三十度近くになるという。今年の天気はなかなか忙しい。
四日ぶりの都心に出てきている。関係先事務所の移転で大わらわだ。天気も仕事も大忙しである。
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田の中に田の字を書きて並びゐる早苗の色の風にこそ揺れ
二泊三日で関東を離れているうちに、田植えが進んでいる。若草色の苗が、行儀良く田に並んでいる。
上空にマイナス二十度以下の寒気が入ったとやらで、今日は案外涼しい。昨日の昼までいた酒田が初夏の陽気だったので、関東に帰った途端のこの涼しさは意外だ。
しかも、台風が東海上にあるためなのか、風が強い。田に植えられたばかりの小さな苗が、風に煽られて揺れている。水面の波も、苗に合わせたように小さい。ただ、小さいけれども深く刻まれている。
Rice sprouts planted in line
Figuring the chinese character
That means rice field like a sign
Today' s wind make them all fletter
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八重桜重たきほどの枝振りを分けてみちのくより戻り来ぬ
午前十時に母の三回忌を執り行い、昼に墓参りをしてから食事をして、一時半には酒田を出発した。
高速道路はあちこちで三十キロを超す渋滞という情報だったので、なるべく一般道の抜け道を通り、九時半に帰宅した。所要時間は八時間。高速道路上の渋滞には一度も巻き込まれずに済んだ。
今回発見した抜け道は、国道三百四十九号。山形道から東北道に入ろうとしたら、東北道はとんでもない渋滞という情報だったので、白石で一般道に降り、国道三百四十九号を南に辿った。
この道は国道四号のバイパスみたいな感じで使える。所々極端に道幅が狭くなるが、信号がほとんどないので、すいすい距離を稼げる。これからも、東北道が渋滞している時はこの道を使おうと思う。
写真は、酒田の実家の隣にある児童公園の八重桜。枝が重そうに見えるほどの、ずっしりとした満開だった。初夏を思わせるほどの陽気で、ようやく少しずつ散り始めたところである。
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何をしか何処におくり生くるらむ人は自らおくらるるまで
思ったよりもずっとスムーズに酒田についた。福島県内で十キロちょっとの渋滞にはまったが、停まってしまうというほどのことはなく、三十分足らずで脱出。あとはすいすい走れた。
今日はさっそく旧割烹小幡に行ってきた。映画 『おくりびと』 のロケに使われた建物である。それについては、"Today's Crack" の方に詳しく書いたので、お暇があればご覧いただきたい (参照)。
帰りに日枝神社に寄って帰ってきた。この日枝神社は、今月十九日、二十日の酒田祭の総元締めである。私の生まれたのは、この辺りから歩いて二~三分のところにある家なので、懐かしいところである。
What should a man send
To some place that he never knows
In his whole life to spend
Until he himself will be send to close
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筑波より庄内の地に何物か四半日にて運び来たりぬ
午後三時過ぎにつくばを発って、夜の十時に酒田に着いた。高速道路の渋滞のピークは昼で終わったようだが、郡山から二本松までの間の十五キロぐらいがノロノロ運転になった。とはいえ、それ以外はスムーズで、思いの外に楽に着いた。
所要時間は六時間あまり。上越新幹線と羽越線特急を乗り継いで来ても、ドア・ツー・ドアで六時間かかる。それならば、荷物を抱えて何度も電車を乗り換えるより、車で来る方が安上がりで楽だ。私は車の運転はちっとも苦にならないし。
写真は、東北道の黒磯パーキング。あまり込んでいないのがおわかりだろう。ただ、東北方面はあまりいい天気ではないようで、北に向かうほどどんよりとしてきた。日が暮れてからの空模様はわからないが。
さて、問題は帰りの渋滞である。今日も上り車線は断続的にひどい渋滞だったから、五日の午後は大変なことになるだろう。千円で高速乗り放題というメリットを捨ててでも、一般道の抜け道を通る方がいいかもしれない。
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ややこしきことは忘れよと春紫苑非公式なる軽さもて咲く
駅に向かう道端に、華奢な白い花がたくさん咲いている。花の名前には無茶苦茶うとかった私だが、近頃和歌ログなんてことをやっているおかげで、少しはわかるようになってきた。
これはハルジオンという花である。ヒメジョオンと区別が付きにくいが、これはおそらく、ハルジオンの方だと思う。自信たっぷりに言い切れないのが自分でも情けないが、一応そういうことにしておく。
ハルジオンは春紫苑と書く。ヒメジョオンは姫女菀。春と姫の違いだけではないというのが、五十代半ばに至って知った新知識である。
天気予報通り、五月に入ったら急に暖かくなった。もう初夏といってもいいぐらいの陽気である。寝苦しさもなく、朝起きる時にも気持ちがいい。一年で一番気持ちのいい季節だなあ。
ややこしいことは一瞬だけ忘れて、深く呼吸しよう。
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