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2009年7月22日

日食の日の雨垂れ

日食を見し人の幸ひ戻り梅雨の雫は寄りて光りゐるぞかそけき


Wakalog_090722 人と顔を合わせれば、挨拶はたったの二種類。「梅雨はまだ明けてませんねぇ」 と、「日食見ました?」

戻り梅雨っぽい関東は朝から小糠雨で、まさか日食が見えるとは思わなかったので、空にはちっとも注意を払わなかった。だが、関東でも所々で部分的に欠ける太陽が見えたのだという。

近頃昼飯時に贔屓にしているそば屋の女将さんが、「築地から日食が見えた」 と言って喜んでいた。築地から見えるのなら、私ももう少し空に注目しておけばよかった。

とはいえ、私も四十数年前の日食は見ている。小学校の頃、皆既日食ではなかったが、セルロイドの下敷きを通して、かなり欠けている太陽を見た。太陽はさっと欠けてさっと戻った。あっという間の出来事だったような記憶がある。

写真は工事現場を仕切る鉄パイプのガードから落ちそうで落ちない雨垂れ。雨水というのも、さらさらしているようで、案外ねばり強い。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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