初秋の七日月
暗き海を望めば舟の形して七日の月は胸を横切る
本当の七夕は、歳時記でも秋の季語になっていることからもわかるように、今頃の行事なのである。今頃というのは、夏の盛りが過ぎて、だんだん日没が速くなり、夜の存在感が大きくなった頃だ。
そして、夜空が高く澄んで、天の川がきれいに見え始めたころでもある。そして、七日の月、つまり半月に近い月が宵の口に天の川を横切る。これが、彦星と織り姫の逢瀬をつなぐ舟と見立てられていた。
今年の旧暦七夕は、とみに秋っぽい感じがする。これが本当なんだろうなあという気がする。写真は京葉線新木場駅からの夜景で、彼方は海。右上に見えるのが、七日月。
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