秋田新幹線
みちのくの山を横切る単線の新幹線に秋の日ぞさす
出張で秋田に来ている。今朝早く、上野から秋田新幹線の 「こまち号」 でやってきた。
ところが、秋田新幹線というのは、新幹線とは名ばかりで、在来線なのだった。踏切だってあるし、山のなかをひたすらのろのろと行く。 そして、そもそも単線である。
盛岡駅を出たとたんに、大釜駅という無人駅に毛が生えたようなところで、反対方向に向かう上り列車を先に通すための待ち合わせをする。 新幹線でそんなことをするなんて、唖然とした。
要するに、東京を出るときに東北新幹線の 「はやて」 と連結されていて、盛岡で分かれるので、乗り換えの手間がいらないというだけの話だったのだ。そんなこととは、知らなかった。
しかし、しばらく行くと、周囲の紅葉がきれいで、のんびり行くのもいいものだと思えるようになる。 発想の転換が自然に行われる。 景観の力は偉大だ。
そして、天気は曇り時々雨なんて言われていたが、ご覧のように、ちゃんと晴れた。写真はこまち号の車窓から撮ったもの。晴れ男であることはありがたい。
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