日溜まりのゴイサギ
自らの冬毛に隠れ日溜まりに瞬きもせず留まる五位鷺
晴れてはいるが、風の冷たい一日だった。昼過ぎに近くを通りかかったところ、用水路のフェンスに見慣れない鳥がとまっている。
そっと近付いて何枚か写真を撮ったが、それ以上近付いたところで逃げられてしまった。それにしても、この辺りではあまり見ない鳥である。
帰宅してから図鑑で調べたところ、これはどうやら冬毛のゴイサギらしい。サギの仲間でも首の短い種類だ。成鳥は夏毛になるともっとすっきりとしたきれいな色合いになる。
ゴイサギの名前については、Wikipedia に 「平家物語の作中において、醍醐天皇の宣旨に従い捕らえられたため正五位を与えられたという故事が和名の由来」 とある。つまり、「五位鷺」 ということのようだ。
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コメント
庭に降り立った鷺を延喜帝が捕まえるよう命じたので、蔵人が捕まえようとするがなかなかつかまらず飛び立ってしまう。
蔵人が「勅諚ぞや」と言うと自ら下り立ったので、帝は鷺と蔵人に五位の位を授けるという能。
鷺の動きが美しいです!
投稿: 歩遅子 | 2010年1月10日 11時15分
歩遅子 さん:
>能にも『鷺』がありますね。
それは知りませんでした。お能には弱いんですよ。
日舞の「鷺娘」 なら知ってましたが ^^;)
機会があれば見てみたいです。
投稿: tak | 2010年1月11日 09時17分