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2010年2月28日

春の満月

裏通りに冷たき風の吹き初めて虚空に浮かぶ春の満月


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今日は仕事で都心のホテルに泊まりである。新宿の裏通りを歩きながら空を見上げると、満月が浮かんでいた。

ただ、この写真ではごまかされないでもらいたい。左側の大きな光は、街灯の水銀灯の明かりである。満月は右側の小さな光だ。

月や太陽の光は、いつも実際より大きく見える。写真にしてみると、こんなに小さな光なのに。

昼は暖かかったが、日が暮れてみると案外風が冷たい。あと一週間で二十四節気の啓蟄になる。その頃には、もっとずっと春らしくなっていてくれるといいなあ。

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2010年2月27日

梅の蕾膨らむ

膨らめば梅の蕾は輝けり夜来の雨を滴となして


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このところ妙に暖かいので、我が家の梅もようやく蕾がふくらんできた。我が家の梅は、超遅咲きなのである。毎年、桜の咲く頃になってようやく咲く。

近所の人には、「お宅のそれ、梅と思いこんでるだけで、本当は桜なんじゃないの?」 なんて言われたりする。だが、確かに梅なのだ。季節になれば、ちゃんとサクランボでなく、梅の実がなる。

ただ、ここまで蕾が膨らんでも、我が家の梅は、こここら先が長いのだ。気長に待たなければならない。

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2010年2月26日

コートと冷房

冷房の風の降り来て頬に当たる車内にコート脱ぐ人もなし


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いやはや、暖かいというより、むしむしするほどの一日だった。さっき、上野発の常磐線快速電車に乗ったところなのだが、北千住に着く前に、エアコンが冷房に切り替わった。

車内はむんむんしていたから、この冷房が心地よい。ところが、ほとんどの人はコートを脱がない。ああ、今、季節は何だっけ。

明日の最高気温は、今日と比べて六度ぐらい下がるというのだが、それでも十三度ぐらいになるらしい。じゃあ、今日は二十度近くあったのか。そのうえ、こんなに湿度が上がったのだから、ムシムシするはずだ。

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2010年2月25日

春の朝霧

世の中をしとどに濡らし昇り来る陽に明け渡す春の朝霧


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今朝目を覚ましてカーテンを開けたら、一面の霧だったので驚いた。そういえば、昨夜遅く帰ってくるとき、要所要所のたまり場みたいなポイントに、霧が漂っていたのを思い出した。

一晩のうちに、たまり場だけでなく、そこらじゅうが、霧の中に包み込まれてしまったわけだ。

朝霧の出た日は、大抵上天気になるが、ご多分に漏れず、今日は天気がいい。すっかり春の陽気である。ただ今日が暖かさのピークで、明日からはまた徐々に気温が下がるらしい。

あまり暖かすぎると体が面食らってしまうから、今の時期相応の気温に戻ってくれる方が、ありがたいといえばありがたい。

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2010年2月24日

梅の香の幻

駅前の光の滲む空気には梅の香りの渡る幻


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今日も暖かい日になった。先週と比べると、一挙に三ヶ月ぐらい季節が進んでしまったような印象だ。

写真は上野駅前の様子。夜の光も、なんとなくぼうっと滲んでいるような印象だ。ようやく春がきたようだ。

さて、梅の咲き具合はどうなんだろうか。我が家の梅は有名な遅咲きだからまだまだだが、そろそろあちこちで満開に近くなっているかもしれない。その梅の香が、上野駅前まで漂ってくるはずはないのだが、

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2010年2月23日

夕陽の牛久大仏

春めきて弥陀の横顔照らす陽の遠き木立に未だ沈まず


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今日は仕事で近く茨城空港のできる阿見町の近くに出かけた。思ったより早めに終わったので、近くにある牛久大仏を見ようと思い、寄ってみたのだが、着いたときには午後四時半を廻っていて、入り口の門は既に閉ざされていた。

そう言えば、前にも同じような時間に寄ってみて、やはり閉門時間を過ぎていたことを思い出した。しかし、そんなに早く閉門になったかなあと疑問に思い、自分の和歌日記を検索してみた。

見つかったのは一昨年八月二十四日の日記で、「拝観時間は 五時半までで、入り口はその三十分前に閉じられるため、ギリギリで入場できなかった」 とある。今回は四時半過ぎで門が閉められているので、さらに調べてみたら、何だか拝観時間が変わっていて、しかも十月から二月まではさらに短くなっている。

というわけで、今回も牛久大仏の内部に入って、展望台から周囲を見回すというのは叶わなかった。

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2010年2月22日

午後五時の薄明かり

日の射さぬ午後五時の町の薄明かり赤信号の彼方まで見ゆ


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仕事に追われるうちに、もう日付が変わろうとしている。今日はようやく少しは暖かくなったような気のする一日だった。

明日はもっと暖かくなるという。ようやく梅も安心して咲けるだろう。

田舎の道には余計なものにさえ思われる信号が、遠くまで赤信号になっている。午後五時を過ぎた曇り空でも、まだ薄明かりがさしている。

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2010年2月21日

セルフ給油所の巨大なる屋根

巨大なる飛行機の主翼のごとき屋根の下でそそくさと給油する我


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今日はだいぶ暖かくなった。仕事帰りにつくばのセルフ給油所で給油したときも、風が全然冷たくない。

最近は大型のセルフ給油所が増えた。私は自分で給油するのが案外好きだ。窓拭きだの何だの、余計なことをされないで済むので、さっさと給油を済ませることができるので、ありがたい。

大型の給油所の屋根は、まるでジャンボ・ジェットの主翼のようだ。

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2010年2月20日

やや春めく

光滲む閉店間際の風を受けキャツトフードを一袋買ふ


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昨夜は底冷えがしたが、今日は日が暮れてもそれほど寒さは感じない。どうやら寒さの底を脱したようだ。

写真を撮るのも忘れて仕事をしているうちに、ふと気付くと日が暮れていた。今日の写真は、近所のドラッグストアの閉店間際に、キャットフードを買いに行ったときの駐車場の風景である。

この店の五百円割引券が、毎月二十日には七百五十円割引券として使えるというので、妻が満を持していたようだ。おかげで、七百九十六円のキャットフードが、たったの四十六円で買えた。嘘みたいな買い物だった。

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2010年2月19日

霜柱

久方の光の中に霜柱踏みとどまれり白く地を割り


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今日から少しは天気がよくなって、そして来週から少しずつ暖かくなるのだそうだ。

今日は朝から天気がよくなってしまったので、車のフロントガラスにはびっしりと霜が降りていた。そして、今日は絶好の霜柱日和である。

真冬の間のとても冷え込んだ時期には、あまりにも空気が乾燥していたので、霜柱はほんの少しだけしか立たなかったが、しばらく雪が降ったので、地面はしっかりと湿気を含んでいる。

期待通り、地面の露出したところには、見事な霜柱が立っている。やはり、霜柱はこのくらいにならないとつまらない。

霜柱は立ったが、妙に明るい気分なので、やはり今日も 「春の歌」 ということにしておこう。

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2010年2月18日

春の淡雪

真白きに染めし世界を半日で元に戻して解くる淡雪


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朝はびっくりするほど雪が降っていた。さすがに道路にまでは積もっていないが、土や枯れ草の上はすっかり白くなっている。

写真は取手駅の近くの光景。このまま降り続けたら、相当に積もっていたところだが、これはもう、雪の止む直前の景色だ。降る雪も、朝早くにはかなり大粒だったが、この時点ではもうすっかり小粒になっていた。

取手駅に着いたら、水戸方面からの電車が積雪によるポイント故障で二十分遅れているという。やれやれ。久し振りで超満員電車というものに乗った。

この雪も、夜に帰ってきたときにはすっかり解けてしまっていた。春の淡雪というところだったのだろうか。体感的にはかなり寒かったが、そういうことにしておこう。

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2010年2月17日

吊り雛

地球とふまろき芥子粒の真中なる重心に天降る吊り雛


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取手というところは、吊り雛の盛んなところらしい。我が庄内の 「傘福」 ほど壮大ではないけれど、それなりに手の込んだしあがりの吊り雛が、駅の東西をつなぐ通路のギャラリーに展示されている。

吊り雛といい、傘福といい、真っ直ぐに吊り下がる様がなかなか美しい。どこに飾られても、これらは皆、地球の重心に向かっているのだ。

吊り雛をモチーフにしてしまった以上、まだまだ寒いけれど、今日からは 「春の歌」 ということにさせてもらおう。

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2010年2月16日

蕎麦屋酒する人なし

熱燗で蕎麦屋酒する人もなき上野の駅に風は渡りぬ


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今日も凍えるような寒い一日だった。いつも昼飯を食うそば屋のおかみさんが、「みんな朝のうちにお弁当を買って会社で食べてるみたいで、誰もお昼を食べに出てきてくれない」 と嘆いていた。

そして、寒いから (そして不景気のせいもあるんだろうが)、みんな帰りの足も速くて、誰もそば屋で一杯ひっかけてから帰るなんて粋なことはしなくなってしまったんだそうだ。

そば屋も、夜のそば屋酒が減っては、売上が取れないだろうなあ。私は取手駅から車を運転しなければならないので、近頃は帰りに酒をひっかけるなんてことは滅多になくなったし。

写真は上野駅の上の方の通路にある立ち食いそば屋の店先の風景。ここでそば屋酒を飲もうなんて人はいない。そして、ここは上野駅でも一番上野駅っぽい雰囲気の残る一画である。

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2010年2月15日

冬なのか春なのか

地吹雪と白き湯気舞ふみちのくは梅の里より遠からざるに


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去年の日記をみると、二月中旬にはあちこちで梅の花が咲いている。今年だって、まったく咲いていないわけじゃないが、去年と比べると圧倒的に遅れている。

今日も朝方は小雪がちらついていた。明日も雪になりそうな雲行きである。

取手駅の改札口の近くに、観光案内パンフレットがたくさん用意されている。「うまさぎっしり、雪国だけの贅沢」 というツアー案内のパンフレットの隣に、水戸の梅祭りの案内が置かれている。

冬なんだか春なんだか、わからない今年の立春以後である。まあ、雪も舞っていることだから、今日も 「冬の歌」 としておくが。

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2010年2月14日

明日も仕事

約束のある明日といふ日を抱へ眠る今宵の幸へてあれ


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世間では日曜休日でも、私にとっては忙しい日だった。締め切りぎりぎりで原稿を二本仕上げて昼前にメールで送り、あとは車で水戸に出かける。帰ってきたのは日がとっぷりと暮れてからだから、明るいうちの写真なんて、写す暇がなかった。

というわけで、夜の帰り道で、試しに写してみた写真を載せておく。つくばの夜道は本当に暗い。とくにこの写真は近道でいつも通る田んぼの真ん中の道だから、ますます真っ暗だ。

明日はまた東京でアポイントが重なっている。休日が取れない。

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2010年2月13日

利根川に映る黒雲

彼方より曲がり曲がりて利根川は重たき雲の色を連れ来ぬ


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今日はこの寒さの中を、潮来まで行ってきた。つくばから潮来に行くには、取手まで出て、そこから先はひたすらに利根川の土手っ腹の細い道を突き進むのが一番の近道である。

時々対向車とすれ違うときには慎重にならなければいけないが、とにかく人通りがなく、信号もほとんどないので、時間がかせげる。

帰りは雪が降ってきた。このままでは、積もりはしないまでも明朝は道路凍結で危ない状態になるかもしれない。

写真は土手からの風景。利根川が大きくカーブしているのがわかる。川面は空の色を映して暗い灰色だ。

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2010年2月12日

都市の冬の夕暮れ

摂氏五度の空気の中にそそり立つ都市は直線のみで暮れゆく


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今朝も寒かった。家を出るときには傘のいらないほどの冷たい小糠雨。そして、小貝川を越えたらその小糠雨が小雪に変わった。やはり傘のいらないくらいの小雪。

ところが、その中を傘を差して自転車を突っ走らせている OL 風がいて、車と接触しかかっていた。危ないなあ。

歩いている人だって傘を差していない人の方が多いのに、せっかくセットした髪を濡らしたくない執念のようだ。ヘアスタイルのためなら、命も惜しくないということね。

昼前には雪は止んで、あとはずっと曇り。帰りに上野駅から丸井の建物を見上げると、気温が五度と表示されていた。寒いことは寒いが、凍えるほどではないというところ。

それにしても、都市の光景というのは直線が多いんだなあ。

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2010年2月11日

雪を待つ

ふるさとの冬思はせて黒雲の降らさば降らせ宵の白雪 


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建国記念の日。今日も寒い。寒すぎるぐらい寒い。ただ、夜からは雪になるという予報なのだが、今のところ (午後九時半) はまだ雨のままだ。 

この分だと、よほど明け方近くになってからでないと、雪にはならないかもしれない。

去年の今頃の和歌日記を読み返してみると、少なくとも今日のような寒さではないようだ。してみると、「この冬は暖冬」 という季節予報は、まあ、ハズレと見る方がよさそうだ。季節予報は本当に当たらないなあ。

写真は我家の裏の土手。いかにも雪を待っていそうな雰囲気だ。故郷の庄内の冬を思わせるような空は、かえって懐かしいような気分にさせるのだが。

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2010年2月10日

寒さ戻る

前線といふ名の空気の境目に雨は冷たくもしつとりと降る


Wl100210昨日、都心では実は二十度を超える暖かさだったらしい。それが今日は十度以上下がって、普通の冬の日になってしまった。

五時を過ぎたあたりから雨まで降り出して、秋葉原の街はしっとりと濡れて光り始めた。道行く人の半分は傘を差し、半分はコートだけで濡れている。こんなに早く雨が降り出すとは思わなかったのだろう。

しばらくは冬の寒さが続くらしい。ヨーロッパと北米の東側の寒波がニュースになっているが、本来ならその同じ寒気が日本付近にも南下してきていいはずなのだという。しかしこの冬は一方で、エルニーニョという暖冬要因もあるので、寒波と暖冬要因がせめぎ合っているらしい。

道理で、寒くなったり暖かくなったり、腰の定まらない冬になっているわけだ。

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2010年2月 9日

空きビルとグラフィティと放置自転車

空きビルの開かぬシャッター スプレーの落書き放置自転車の影


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今日はかなり暖かい一日で、東京の最高気温は十八度ぐらいになったようだ。ただ、このまま暖かくなるわけではなく、また冷え込んで、最高気温が一桁という日が続くらしい。

取手駅に行く近道の小路に小さなビルがあり、前はなんとかいう名前の学習塾になっていた。その学習塾が潰れてしまったらしく、今は空き家になっている。降ろしっぱなしのシャッターには、スプレーでグラフィティがかかれている。

毎朝、放置自転車が数台ある。空きビルとグラフィティと放置自転車は、とても相性がいいようだ。

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2010年2月 8日

ビルの窓の灯り

高きビルの窓にパズルの如く光る部屋の灯火午後六時なり


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今日から暖かくなるというような天気予報を聞いた覚えがあるのだが、そんなことはない。結構寒かった。

帰りの秋葉原の景色。いやはや、こんな光景はちょっと前の秋葉原では考えられなかった。この高層ビルの間を、冷たい風が吹きすさぶ。

ビルの窓の明かりは、なんだか壁に書かれた絵のようだ。

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2010年2月 7日

日射しと北風

常陸野の光の春を横切りて川面に波を刻む北風


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二月は光の春、三月は風の春と言われる。今日は、光は春だったが、風は真冬だった。

昼頃、所用で古河の近くまで車を走らせた。運転していると、エアコンの暖房を入れなくても十分に暖かいが、一歩外に出ると北風に凍える。

写真は途中に通り過ぎた小川。我家の裏の小川が拡幅工事をする前には、ちょうどこんな感じの川だった。

川面は空の色を一杯に映してきれいな青に染まっているが、風を受けて細かな波が深い陰影を作っている。

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2010年2月 6日

冬の街の灯

またたきもせぬ街の灯を見下ろせば頬に冷たし真直ぐなる風


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水戸方面からの帰り、夕食兼トイレ休憩プラス本を買う用事で、つくば市のショッピングセンターに寄った。

日が暮れてからしばらく経った七時半頃。北風が強く、凍えるほど寒い。気温は多分零度ぐらいになっていて、その上風があるので、体感は氷点下だ。

ショッピングセンターの二階から駐車場を見渡すと、風のせいで空気が澄んでいるので、いろいろな街の灯がくっきりと浮き立ち、思いの外ゴージャスな光景だ。

立春を過ぎても、寒さはまだ続く。庭の梅の蕾は少しずつ膨らんできてはいるのだが。

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2010年2月 5日

Try a Little Tenderness

試みむ少しばかりの柔らぎで世界は浮かぶ水面上に


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週末。今日も寒い。前にもどこかで書いたが、「立春」 が過ぎても、体感的に春というわけじゃない。「今が一番寒い時だけど、これ以上寒くはならない。寒さの底ということは、春への道しるべが立ったこと」 ぐらいに考えるのがいい。

取手駅のスタバで、ジャズボーカルが流れている。"Try a Little Tenderness"。さて、歌っているのは誰だろう。ジャズにはそれほど詳しいわけじゃないのでわからない。

「彼女が落ち込んじゃってるときには、ほんのちょっとだけ優しくするようにしてごらん」

それができたら、世界は素敵なところになる。そして、世界を素敵なところにするには、ほんのちょっとだけトライしてみることだ。

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2010年2月 4日

朝日を待つ白雪

有明の日の射しくれば色なして輝かむとぞ白雪は待つ


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昨日、夜に取手駅まで帰ってきて、スタバでコーヒーを飲みながら和歌ログの更新をし、外に出たら雪がしんしんと降っていたので驚いた。

天気予報では 「ちらつく程度」 なんて言っていたが、そんなもんじゃなかった。夜中には止んだようだが、その代わり道路が凍結してアイスバーンになり、日陰の部分は朝になってもツルツルだった。

昨夜は雪の後の冷え込みがきつかったようだ。木の葉に積もった雪も、氷のような輝きになっていた。今日は立春だが、今週一杯は冷え込みが続くらしい。だからまだ 「冬の歌」 ということにしておく。

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2010年2月 3日

スタバの嬉しきサービス

本日のコーヒーはグアテマラカシシエロ朝に飲みしを夜にも味はふ


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近頃スターバックスで素敵なサービスを実施してくれている。コーヒーを注文すると、その時にもらったレシートを提示すれば、二杯目を百円で入れてもらえるのだ。

これは当日内ならば、大抵の店舗で応じてくれる。例えば、朝に秋葉原の店舗でコーヒーを飲んだら、夜に取手に帰ってきて、朝のレシートを提示すれば、コーヒーが百円で飲める。

コーヒー好きの私には嬉しいサービスである。このサービス、いつまで続けてくれるのかなあ。

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2010年2月 2日

雪止みて青空

春の声未だ聞かざる暁に汚れを知らず解くる白雪


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昨夜からの雪は止んで、青空が広がった。道路の雪も、朝にはほとんど解けて、交通マヒになることもなく、助かった。

写真は取手駅近くの朝の様子。関東の雪は太平洋沿岸沿いに低気圧が通ることでもたらされるから、通り過ぎてしまえば、台風一過というわけでもないが、一転して青空になることが多い。

私の生まれた庄内では、冬の間はずっと暗い雲に覆われるが、関東では青空の下でまぶしいほどに輝く雪を見るということになる。初めのうちはそれがとても不思議なことのように思えたものだ。

明日が節分で明後日が立春だから、今日はまだ大寒。それでも、私の感覚では 「春の雪」 のように思われてしまう。ただ、しばらくは寒さが続いて、東京の最高気温は週末までは一桁になるらしい。

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2010年2月 1日

雪のつくば

東京に降りゐし雨は筑波にてふわりと結び雪となりたり


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天気予報の言ったとおり、昼頃から雨が降り始め、帰宅の電車を降りたら、取手駅は雪になっていた。

雪はしんしんと降っている。人々はみな家路を急いでいる。私は自分の車にスタッドレスタイヤをはかせているから、案外呑気である。もともと東北育ちだし。

夜通し降ったら結構積もるだろう。明朝の道路は渋滞してしまうかも知れない。明日は知人の葬式に出る。ちゃんと電車が動いてくれればいいがなあ。

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