桜のトンネル
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風吹けば彼岸過ぎたる街の灯もみな寒色に光りゐるなり
今日も、天気は悪くなかったが風は冷たかった。暖かくなるのは明日まで待たなければいけないみたいである。
日がとっぷりと暮れてから、取手駅に戻った。今日はちょっとした気まぐれで、いつもの西口ではなく東口に降りて、遠回りしてみた。
西口は、ビルでいえば三階の高さのペデストリアンデッキに出るが、東口は地上に出る。目の前に普段の街の灯がともっている。
冷たい夜風が吹いている。西口は 「吹きすぎる」 という感じだが、東口は 「吹き下ろしてくる」 というイメージだ。立ち位置の高さというのは、案外大切な要素である。
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大鳥居の前に居並ぶ人たちの外国語もよし明治神宮
今日、明治神宮の前を通りかかったら、たまたまこの時がそうだっただけかもしれないが、大鳥居の前は外国人ばかりだった。日本人は少数派かと思ったら、日本人に見えたのも実は中国人のようで、ほとんど外国人である。
外国人の目から見ると、明治神宮って、拝殿にたどり着くまで、どうしてこんなに長い杜の中の道を歩かされるのかと思うかもしれない。明治神宮の杜は、大正の御代になってから人工的に作ったものらしいが、今ではすっかり自然林と区別が付かないほどになっている。
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木枯らしはいかに吹けども蕗の薹は彼岸過ぎたるほほけ方なり
彼岸が過ぎてから、春らしいという日がない。今日も木枯らしが吹き荒れて、外を歩くと手がかじかんでしまうほどだった。
とはいえ、庭先のフキノトウは、すっかり先の方がほほけてしまって、それらしい姿でなくなってしまっている。フキノトウはやっぱり、先の方がちんまりと丸まっていないと絵にならない。
こうした姿をみると、やっぱり彼岸は過ぎてしまっているのだなあと思うのだが、一体どうなっているのだろう。
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吹き払ふべきものごとの満ち満つる世を吹く風の跡ぞ輝く
おやおやと思っていたら、五時過ぎには降り止んで、西の空がちょっと夕焼けっぽく輝いていた。風があるので、ずいぶん澄んだ空に見える。寒いなら寒いで、このくらい美しくなってくれなきゃね。
それで、常磐線に乗って取手まで戻り、日のとっぷりと暮れたホームに降り立ったら、風が真冬のように冷たい。「こりゃ、一体何なんだ?」 と思うほどだ。
明日の明け方、水戸辺りでは零度にまで下がるらしい。またずいぶんめまぐるしい天気の変化である。
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千九百七十三年の音を聞けば我が底の底にぞこだまする
Twitter 関連の 「ロック名盤ったー」 というサイトで、Yamabe さんが 『トム・ウェイツ/クロージング・タイ ム』 に喩えられていて、とてもうらやましく思ったついでに、iTunes Store でこのアルバムを買ってしまった。
このアルバムは LP で持ってるんだけど、もう死蔵に近いので、改めて買ってしまったわけだ。で、今それを iPhone で聞きながら常磐線快速電車に乗っている。
一九七三年、私が大学三年の年の録音だ。ものすごくアコースティックな音で、ぐっときてしまう。詩がまたいいんだ。
写真は、夕闇迫る神田駅。ガード下の灯りがちょっといい感じだ。アルバムの雰囲気にほんの少しだけ合うかもしれない。
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肉厚の花弁の半ば開く宵真白きままで咲けよ木蓮
ふと気付けば、取手駅西口ロータリーのハクモクレンの花が咲きかけている。駅に着いた頃には日が暮れてしまっていたので、ペデストリアン・デッキの上からフラッシュをたいて撮った。
昨年の和歌日記を確認してみると、三月十九日で五分咲きになっている (参照)。ということは、昨年より少しだけ遅れているかもしれない。
昨年は満開になったところで雹にやられ、せっかくの白い花が茶色のシミだらけになってしまった。今年は真っ白いままで満開の写真が撮れるといいなあ。
春になると、ぐっと近寄ってアップで撮れる花がどんどん咲いてくれるので、うれしい。
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朝にはぽんと弾けて咲くらむと梅の蕾の膨らむをみる
まだまだ寒い。今週の半ばまでは寒さが続くという予報だが、我が家の梅の花は徐々に咲き始めている。
既に五~六輪は咲いたが、後に続いてどんどん咲きそうな気配だ。週末に暖かくなったら、かなりきれいになっているだろう。
ところで、和歌ログ のトップページのデザインを変更した。初めからブログの方でご覧になっている方には全然関係ないことだが、和歌ログ公式サイトのトップページに、初めからこのブログが表示されるようにした。
こうしてしまえば、ブログを更新すれば自動的に公式サイトのトップページも更新されるので、無精できる。本宅の 「知のヴァーリトゥード」 で味を占めたやり方である。
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橋の下にとろりたゆたふ隅田川遠き面影僅かに揺らし
昼だってそれほど暖かかったわけじゃない。本当に暖かく (暑いくらいに) なったのは、二時過ぎ頃からだったんじゃないかなあ。
三時過ぎにさる重要書類を持って茅場町の某団体に行ったときには、さすがに汗をかいた。写真は隅田川の様子である。「水ぬるむ」 なんて月並な言葉が自然に思い浮かぶような感じだった。
とはいえ、明日からはまた寒くなるんだそうで、なかなか油断のならない春先である。
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