« 実の母も義母もおはさぬ母の日の明けて祥月命日の空 | トップページ | 小夜更けて思ひがけなき冷たさの風の吉備路を渡るを眺む »
今日はなんだかはっきりしない陽気である。気温もぐっと低くなってしまった。この気温の変化は、年寄りには堪えるだろう。
取手駅への道すがら、タンポポがどんどん咲いて、どんどん綿毛になっている。草むらの中に咲いて綿毛になったものは、風が上っ面の方だけを通るので、上の方の綿毛だけが削り取られるように飛んで、半球状になっている。
ああ、明確に風の道があるのだなと、わかる。
2010年5月11日 夏の歌 | 固定リンク Tweet
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