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2010年6月30日

白百合に少しく差せる薄紅の夢醒むるとも色は褪せじと


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夕べはワールドカップ、パラグアイ戦を最後まで見てしまったので、完全に寝不足である。一時には試合が終わって眠れると思っていたのに、延長戦と PK 戦まであったので、寝たのは二時過ぎだ。

負けはしたが、いい夢を見せてもらった。ありがとうと言いたい。

ただでさえ近頃まともにオフが取れていないので疲れ気味のところにもってきて、夜中にサッカーを見始めるとつい最後まで見てしまうので、目がしょぼしょぼだ。頭までぼうっとしている。

オフィスの近所の定食屋の店先に、きれいな百合の花が生けられていた。すっきりとさわやかだが、眠気を吹き飛ばすまでには至らない。

今日で六月は終わり。ということは一年の半分が終わり。厳密に言えば一年の真ん中は明日だが、いずれにしても時の経つのは早いものである。

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2010年6月29日

ずつしりとして軽やかに自らを引き裂くこともなく行く川よ


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水の季節である。我が家の裏手を流れる川も、水量豊富に流れている。

水というのは思えば不思議なものである。ずっしりとしていながら、軽やかに流れている。さらりとしながら、こんなにも結びついている。

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2010年6月28日

街頭に選挙の声の溢れゐてその声を消す雨は降るなり


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ずっと曇りがちで、昼頃には日差しが強くなり、夕方から雨。近頃、ずっとこんなような天気だ。

夕方、秋葉原の駅前にやたら人だかりがしていると思ったら、六時から自民党候補の応援演説に麻生太郎元首相が来るという。テレビカメラまで出ている。

さすが麻生太郎、秋葉原ではまだまだ人気があるようなのだが、六時五分前頃から雨が降り始めて、あっというまに土砂降りになってしまった。私はさっさと電車に乗ってきてしまったのだが、秋葉原駅前に集まった聴衆には気の毒なことである。

麻生さん、行いが悪かったのかしらん?

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2010年6月27日

雲間より漏れくる日差し目の奥に届きて今日は脳に届かず


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今日は朝から降ったり曇ったり晴れたりと、めまぐるしい天気。写真は夕方の、雲間から西の空に沈む陽が漏れているところである。

とにかくジメジメとした、梅雨らしい暑さだ。こんな天気がしばらく続くのだろう。

仕事が続いて休みが取れない。季候のいい時期なら大した負担にならないが、こんな天気だと、さすがに疲れる。できるだけ睡眠時間を確保しようと思う。

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2010年6月26日

夏日射す時は如何ほど耐えゐしか雨の夜に咲き誇る紫陽花


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朝からずっと忙しくて写真を撮る暇もなく、夜に帰宅したら暗闇の中で紫陽花がこれまでになく見事に咲いているのを見て、半ば驚きのうちにフラッシュをたいた。

裏の空き地の紫陽花がこんなに見事な花を付けたのは、今年が初めてかもしれない。お向かいのご主人がせっせと肥料をやり、雑草の根を取り去ってくれたおかげだ。

日が暮れかかってから、雨がしとしと降り始めた。紫陽花にはこの程度の雨降りがとてもよく似合う。

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2010年6月25日

揺るる弧を描くボールと宙を舞ふキーパーの影は交錯せざりき


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ワールドカップ、日本の快勝ゲームを見たはいいが、一日中ずっと寝不足。五時きっっかりで仕事を切り上げ、上野駅から帰りの電車に乗った。

上野駅の常磐線ホームは、二階部分の端にあり、見下ろすと長距離電車のホームの屋根が見える。その昔、大学生時代は帰郷するのにこのホームから急行列車に乗り、九時間かけて帰っていた。

今は上越新幹線と特急の連絡で、その半分の時間で行ける。

あの頃は、日本がワールドカップに出場できるなんて思わなかった。ましてや、決勝トーナメントに出場できるなんて、夢のまた夢みたいな感じだった。

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2010年6月24日

極端と言はるる雲の移ろひの埋もれ木の下に夏は深まる


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朝から曇りがちだったが、昼過ぎには青空が広がっている。昨日とは違って、からりとした気持ちのいい晴天だ。

週間天気予報をみても、昨日までは週末に雨傘マークがあったが、今日は 「曇り時々晴れ」 に変更されている。どうやら雨の降りにくい梅雨のようだが、降るときには昨日のようにどっと降る。

天気の両極端に触れる傾向は、ずっと続いているものと思った方がいいようだ。

気象予報士の森田正光さんが、近頃 「極端現象」 という言葉を使っている。これは 「異常気象」 とは別の意味合いで、通常の振れ幅を大きく超える気象を異常気象と言うが、それを超えはしないまでも、大きな振れ幅で行ったり来たりする天気というような意味合いで使っておられるようだ。

そういわれてみれば、何年も前からずっと 「極端現象」 の天気が続いているような気がする。

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2010年6月23日

紫陽花の彼方にビニール傘は去る濡るれど光ることなき路面


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朝の出がけは曇り、昼は土砂降り、夕方には晴れと、何でもありの天気だった。

東京秋葉原付近の通りには、歩道の植え込みに紫陽花が咲いている。いかにも紫陽花の似合う天気だった。

梅雨入りが大幅に遅れるかもしれないと心配していたが、まあ、それほど遅くなることもなく雨の季節になった。しかし、今年の梅雨は陽性で、降るときはしっかり降るけれど、降らないと上天気になってしまう。

あまり気まぐれな天気なので、人間の心持ちも落ち着かない。じっくりと考えるということがおっくうになってしまう。

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2010年6月22日

音もなく黄昏の中に舞ひ来てはふと止まるなり夏の爪先


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ウェザーニュースの週間天気予報をみると、毎日めまぐるしく修正されている。昨日までは結構雨傘のマークが多かったのに、今日みると、明日をのぞいてぜんぶ曇りになっている。

明日だけはずっと雨降りが続くようだが、その後はずっと曇り空になるようだ。雨の確率もかなり低くなっている。

今日にしても、こんなにいい天気になると思わなかったが、ずいぶん明るい空になって、外を歩いていると、汗が噴き出た。どんな夏になることやら。

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2010年6月21日

閉ざさるる思ひの醸し出だされて熱く弾くる時を待つ頃


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道ばたは紫陽花とドクダミの季節である。もう少し遠出をすれば菖蒲もみられるのだろうが、なかなかかなわない。

夏至の今日、思っていたよりずっといい天気になって、昼頃に箱崎あたりを歩いたら汗が噴き出た。これからは外出にはペットボトルが欠かせない。

人の思いが熱くなっていく。梅雨の間にその熱さがどんどん醸造されていく。

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2010年6月20日

緑濃く田を覆ふ朝その影にあまたのいのち息を潜めり


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スカスカだった田んぼが、今はもうすっかり緑に埋め尽くされた。ふかふかの緑の絨毯のようになった。

そういえば、明日はもう夏至である。例年夏至は梅雨の真っ最中になることが多いので、あまりそれを実感することはないが、一年で昼が一番長い日だ。

週間天気予報をみると、月曜日からは曇りや曇り時々雨というマークが並び、最高気温は二十八度から三十度というのが多くなっている。まさに夏至を過ぎた天気になるようだ。

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2010年6月19日

日に光る紫陽花の色サッカーに潜む複雑系の色なり


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思いのほかいい天気になってしまった。紫陽花が日を浴びて輝いている。

ワールドカップは日本の敗戦。0-1 の最小得点差で済んだのは、想定した中ではいい方の結果だったかもしれない。

サッカーは複雑系だからおもしろい。紫陽花の色も複雑に変化するところがおもしろい

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2010年6月18日

閉ざされしシャッターにグラフィティ、ステップに空き瓶ありて野良猫も見ず


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前にも書いたが、取手駅西口から国道へとたどる小路は、パチスロ屋とビリヤード屋と学習塾がつぶれてから、めっきりと寂れてしまった。

前は周辺の残飯で生き延びているらしい野良猫が何匹もいて、私は密かに 「キャット・アレイ」 と名付けていたほどだが、今はほとんどいなくなった。本当に世の変遷を感じるばかりである。

写真は、つぶれたビリヤード屋の前の、ガタガタになったステップに置かれた清涼飲料水の瓶。後ろのシャッターは閉ざされたままで、グラフィティがかかれている。

末法の世みたいだが、私はなんだかこの方が住みやすいとさえ思われる。少なくともバブルの頃よりはまだました。

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2010年6月17日

炎天のガソリンスタンドの旗振りの絶望の淵を我は行き過ぐ


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これは今日の写真ではない。一昨日、上州に行ったときに運転しながらぱちりと撮ったものだ。

ガソリンスタンドの前で、旗を振って客引きをするお兄さんが映っている。暑いのにご苦労なことである。

いつも疑問に思うのだが、ガソリンスタンドの前の旗振りって、効果があるのだろうか。

ガソリンがなくなってきて、「そろそろ給油しなきゃ」 と思っているドライバーは、意識してガソリンスタンドを探しているだろうから、ことさらな旗振りは無意味である。一方、給油の必要のない状態では、いくら旗を振られても気にしない。

結局、無意味な労働だと思うんだけどなあ。ああ、気の毒に。

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2010年6月16日

眩暈とは梅雨に入りたる二日後の快晴の空を見上ぐる思ひ


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昨日は 「梅雨の中休み」 といっては気象庁に気の毒だろうと書いたが、きょうまでこんなに快晴になってしまっては、梅雨入り宣言したとたんに中休みという傾向は、今年も続くのかなあと心配になってきた。

天気予報をみると、今日は夕方に少し雨が降るが、明日は一日晴天ということに変わっている。土曜日は少し雨が降るようだが、週間天気予報から傘マークがすっかり減ってしまっている。

この分では、またしても梅雨の後半になってからどっと降るということになるのかもしれない。いやはや、油断のならない天気はまだ続く。

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2010年6月15日

五月晴れに途切れ途切れの思ひこそ刻みて仰げああ妙義山


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今日は日帰り出張で群馬県に行った。往復ともに自分の車を運転し、朝の七時に出て夕方の八時に戻った。十三時間の旅行である。

私が晴れ男で、出張の日にはほとんど晴れるというのは何度も書いたが、今日も我ながらあきれるほどの晴れ男ぶりを発揮してしまった。関東甲信は昨日梅雨入り宣言したばかりなのに、今日はカンカン照りだった。

ラジオでは 「梅雨入り宣言の翌日、もう梅雨の中休み」 なんて言っていたが、それはあんまりな言い方だろう。「中休み」 というからには少なくとも二~三日は晴れが続いてもらいたいものだが、今日は日が暮れてから雨になった。

これで 「中休み」 と言っては、気象庁が気の毒だ。本来の言い方としては、今日みたいなのが 「五月晴れ」 なのである。本当は梅雨の合間の晴れ間が 「五月晴れ」 なのだ (参照)。

途中で、妙義山の山容を初めて間近に見た。遠くからギザギザの稜線を眺めたことは何度もあるが、こんなに近づいたのは初めてである。異次元の風景だ。

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2010年6月14日

梅雨といふ空気の中にすつぽりと飛び込みたりき板東の我らも


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関東甲信地方が今日梅雨入りした。ここ数年、梅雨入り宣言したとたんにすぐに中休みに入って、カンカン照りになるというのが続いていたが、今年はちゃんと梅雨空が続きそうだ。これはまあ、いいことなんだろう。

路地の路面もしっとりと濡れている。自動販売機は手持ちぶさただ。

今日の写真は iPhone で撮ったもの。軽装の夏の間は、大げさなカメラを持ち歩くのもなんだから、iPhone 画像が増えると思う。何事も慣れだから、だんだん上手に撮れるようになると思う。

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2010年6月13日

バニラ色のアイスクリームの解くるまでゆつたりと舐める如くに食さむ


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Today's Crack の方にも書いてしまったが、今日はたまった仕事を思い切り片付けるのに追われて、ふと気付いたらもう夜中になってしまっている。

仕方がないから、お昼にちょいと撮影した、我が家の裏のアジサイの花の写真を載っけて、それに関する歌を詠むことにする。そうでもないと、「今日の和歌」 が成立しない。

アジサイもだんだんと独特のシャーベット・カラーに染まってきて、いかにもおいしそうになった。アイスクリームの季節にもなった。

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2010年6月12日

土手に咲く薄紅葵の花びらの赤き筋目に夏の日は照る


Wl100612今日はかなり暑くなった。日向に置きっぱなしにした車に乗ろうとすると、ハンドルが熱くて握るのが大変だ。

土手に咲いたマロウがますます生い茂って、大きくなった。あまり大きくなると、枯れてから処分するのが大変なのだが、元気なうちはまあ、放っておこう。

来週は本州も梅雨入りしそうという情報がある。今月末ぐらいにずれ込むかと思っていたが、急に梅雨前線が北上してきたようだ。これだから、今年の天気は油断がならなない。

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2010年6月11日

iPhone の壁紙を額の花に変へ梅雨入りを待つ頃となりたり


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iPhone の壁紙を変えた。これは iPhone のカメラで撮ったもの。いつものコンパクト・デジカメの写真と比べると画素数も少ないので見劣りするが、まあ見られる。

iPhone で撮影した画像はちょっと暗めになることが多いので、実は、この写真は画像処理ソフトで明度を上げている。ついでにちょっと彩度も上げているので、三日前の写真 (参照) と比べても遜色ない。

なかなか便利な世の中になったものだ。

もしかしたら来週から梅雨入りするかもしれない雲行きだ。今月末になるかと思ったが、そこまで遅くならずに済むかもしれない。

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2010年6月10日

この夏は如何なる夏になるらむと土手の薄紅葵を眺む


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今日の関東は夏日。予報ではせいぜい二十五~二十六度ぐらいだというのだが、近頃涼しい日が続いたうえに、日差しが強いので、日向ではかなり暑く感じる。

出がけに裏の土手に登ってみたら、マロウがきれいに咲いていた。ウスベニアオイ (薄紅葵) とも言う。夏になるとかなり長期間咲き続けるので、目にうれしい花だ。先日の町内一斉草刈りで、刈らずに残しておいてよかった。

この辺のマロウは、ほとんどうちの庭から種が飛んで増えたのだと思う。あまりそこら中に増えたので、うちの庭ではことさらに育てなくなった。マロウとともに、夏は始まる。今年の夏はどんな夏だろう。

ふと思ったのだが、子供の頃から、「今年の夏はどんな夏になるだろう」 と思うときは、「ちゃんと楽しめるような夏になるだろうか」 という思いで、一方 「今年の冬はどんな冬になるだろう」 というのは、「ちゃんと乗り切れるだろうか」 というような気持ちになっている。

人間、夏は楽しみたい季節のようなのだ。

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2010年6月 9日

iPad が業界を変えるかもしれませんねと真顔で語るウェブの人らは


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自宅の周りや取手駅までの道ばたに、ドクダミの花がいよいよ増えてきた。今日はそのドクダミにぐっと近づいて激写してみた。

白い花びらみたいにみえるのは、実は花びらではないらしい。本当の花は、真ん中から伸びた黄色っぽいやつで、これが小さな花の集まりだという。ふぅん、わからないものである。

今日は取手駅までの道は辛うじて雨に降られずに済んだが、都心に着いてみたら土砂降りだった。それも夕方までには上がって、明日は晴れて暑くなるらしい。

ただ、梅雨がどうなってるのか、それが気にかかる。

夕方、仕事の話をしていると iPad の話題になった。「iPad は、業界を変えてしまうかもしれませんね」 と、IT 業界の人間たちが真顔で言う。ついこないだまで、「あんなのは大したデバイスじゃありませんよ」 と言っていたくせに。

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2010年6月 8日

少年が恋てふものを知り初むる額の花咲く六月の頃


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六月になって、紫陽花系統の花がだんだん目立ち始めた。見事に大きくなったのはまだ見受けられないが、つぼみが少しずつほころび始めている。

写真は、「額の花」 と呼ばれる種類。その名の通り、額縁のように周囲の花だけが咲く。元々の紫陽花というのは、こんなようなものだったらしい。

今のように見事に盛り上がったように咲くのは、江戸時代に品種改良されたものだという。それもヨーロッパに輸出されて品種改良され、逆輸入されたものだという。

それを思うとこの写真のような元々の古いタイプのものもそれはそれで床しい感じがする。

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2010年6月 7日

夢のごとき時の流れの宵の口椋鳥の声に夏は来たりぬ


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今日もまた気持ちのいい一日だったが、少しずつ暑さが増してきている。かと思うと、明日とあさってはまた少し涼しくなるという。なかなか安定しない。

写真は日が暮れた取手駅のロータリー。ムクドリのけたたましい声が響き渡っている。今年もまたそんな季節になった。

なんだかんだと忙しくしているうちに、今年も半分が終わろうとしている。なんだか、夢の中で暮らしているようだ。

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2010年6月 6日

初夏の風吹き入る部屋に白日夢も見ずにまどろむ幸はつかの間


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今日はまた、気持ちのいい一日だった。夕方になっても夕立や雷がやってくることもなく、終日からりとしていた。

今日は午前中に仕事が入ったが、午後からは半日オフ。久しぶりのオフを、気持ちのいい屋外で過ごそうかと思ったが、疲れがたまっていたようで、ちょっと横になっただけですっかり眠りに落ちてしまった。

本当に何ヶ月ぶりかの昼寝で、目が覚めたら四時を過ぎたところだった。なんだか半日損したような気がしたが、まあ、体力回復に必要な眠りだったのだろう。

写真はつくばの県道を通ったときの、のんきな田舎の景色。

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2010年6月 5日

西空の雲居の隙に夕焼けの色透けて見ゆ今日も暮れゆく


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昨日までとは少し違い、いかにも水蒸気をたっぷりと含んでいそうな空模様である。夕方、西の空は雲の隙間に、わずかに夕焼け色が透けて見えた。

いつでも 「季節の変わり目」 を思わせる空が、ずっと続いている。いつも変わり目で安定しない。

明日は安定した天気になるという。今日はずっと眠い。

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2010年6月 4日

「バザール」 といふ名の昭和東京のビルの隙間を吹き抜けてゆく


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先月末から今週の日曜日まで、岩本町 (秋葉原の隣町) で恒例のファミリーバザールが開かれている。繊維問屋街が中心になっての露天の安売りなのだが、これが案外にぎわう。

メチャクチャ安いのもあれば、そうでもないのもある。それぐらいの値段なら、ユニクロに行けばいくらでもあるよというようなのもあるが、いかんせん、ユニクロにはオバサン向けの洋服がないから、ここで買い物するのを毎年楽しみにしているオバサンも多い。

「バザール」 というだけあって、なんとなく怪しげな雰囲気が漂うところもまたいい。何となく二十一世紀の東京離れしている。どう見ても昭和の光景だ。今年はお天気が続いているので、問屋街の人たちも喜んでいるだろう。

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2010年6月 3日

空と水は我が心なるありたけをまるごと映しかく青きなり


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写真は、我が家から取手駅に向かう近道にある岡堰 (おかぜき) というところ。このあたりの治水の要になっているようで、ら上野季節から秋の初めにかけては、水を満々と湛えている。

とくに最近は空気が乾いているためだと思うが、きれいな空の色を映してとてもきれいだ。地球はまさに水の星である。

今日は天気予報では夕方から夕立や雷雨があるかもしれないとのことだったが、東京都心ではそんなことはなかったし、つくばに帰ってみても雨の形跡は見あたらない。もしかして少しは降ったのかもしれないが、たいしたことはなかったようだ。

あまりにも気持ちのいい天気が続いているので、かえって 「この夏はどうなるんだろう」 と心配になってしまう。

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2010年6月 2日

わだつみの彼方に夏はひつそりと待ちゐるといふ乾きたる宵


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気持ちのいい天気が続いている。今週はまだまだずっとこんな天気が続くようだ。

だが、喜んでばかりもいられない。梅雨前線がいつもの年よりずっと南にあって、ようやく台湾にかかっている状態なんだそうだ。この梅雨前線が日本の本州にやってくるまでにはかなり時間がかかって、今月末になるかもしれない。

今月末に梅雨入りするとなると、梅雨前線が太平洋高気圧に押し上げられて本州の北に消えてしまうまでにはやく一ヶ月かかるから、梅雨明けは七月末になる。そうなると、本格的な夏空になるのは、八月に入ってからということになる。

夏の日照不足なんてことで、農作物に悪影響があるかもしれない。また、米が不作になる可能性もある。それだけではない。梅雨明けが遅れた上に、今度はいつまでもだらだらと残暑が続いて、秋が過ごしにくいなんてことになったら最悪だ。

でもまあ、どんな天気になっても、文句を言わず生きていこうと思う。今日の夕暮れはこんなにきれいなことだし。

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2010年6月 1日

田の面に厚き緑の広がれど青空映す隙間残れり


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もう六月になってしまったが、昨日に引き続いて、気持ちのいい晴天の一日だった。最高気温は二十二度ぐらいで、連休頃の陽気。汗もかかずに快適に暮らせる。

とはいえ、いつもの年ならそろそろ蒸し暑さを感じ始めてもいい頃である。やっぱり今年の季節の進行は少し遅れ気味だ。

田んぼはようやく緑色が濃くなり始めている。よく見ると、まだ苗の隙間から水面が見えて、空の色を映しているが、そのうち隙間もなくなるだろう。

それにしても、関東平野は広い。間近に山が見えない。

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