閉ざされしシャッターにグラフィティ、ステップに空き瓶ありて野良猫も見ず
前にも書いたが、取手駅西口から国道へとたどる小路は、パチスロ屋とビリヤード屋と学習塾がつぶれてから、めっきりと寂れてしまった。
前は周辺の残飯で生き延びているらしい野良猫が何匹もいて、私は密かに 「キャット・アレイ」 と名付けていたほどだが、今はほとんどいなくなった。本当に世の変遷を感じるばかりである。
写真は、つぶれたビリヤード屋の前の、ガタガタになったステップに置かれた清涼飲料水の瓶。後ろのシャッターは閉ざされたままで、グラフィティがかかれている。
末法の世みたいだが、私はなんだかこの方が住みやすいとさえ思われる。少なくともバブルの頃よりはまだました。
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