« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »

2010年7月31日

夏空を突き抜けて行くものありて地に残る我に降らす幸ひ


Wl100731

一日半ぐらい、少しは気温の低い状態が続いたが、今日はまた、すっかり暑さが戻った。朝から、何もしなくても汗の噴出する陽気である。

しかし、今日は仕事で走ったところが田舎道だったので、なかなかいい気持ちになれた。森林の空気はなかなかいい。

写真の空は、気持ちのいい夏空である。フィトンチッド一杯の景色だ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月30日

降るはずの雨降らざりき犬も猫も人もまた街も夏に包まる


Wl100730

今日は曇りベースで降ったり止んだりという天気予報だったはずなのだが、昼過ぎからはすっかり晴れ上がってしまった。おかげで、こんなに暑くなるとは覚悟してなかったので、帰りの蒸し暑さがちょっとこたえる。

写真は秋葉原の街から見上げた夕方の空。少し雲が多くなってきているが、まだまだ暑い。

週末からは、また猛暑日が連続するらしい。やれやれ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月29日

生白き我がふくらはぎを薄黒く覆ふ砂寄する波音響く


Wl100729

今日は本当に本当に久しぶりの完全オフを取って、妻と本当に本当に久しぶりの海水浴に行った。

仕事や行事などでは強烈な晴れ男ぶりを発揮する私だが、完全プライベートの遊びとなると、なかなか効き目が現れにくい。今日も朝から大雨が降っていた。

でもまあ、何とかなると思って大洗海岸まで出かけたところ、午前中はなんとかもった。天気にあまり恵まれないウィークデーなので、海岸は空いていて、かえってのんびりと楽しめた。

午後には本降りになったので、昼食に海鮮丼と岩牡蠣 (これは旨かった) を食べ、途中で日帰り温泉に寄って帰ってきた。

海岸でも二時間以上楽しめたから、まあいいだろう。不思議な光景の写真は、貸し浮き輪。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月28日

日の入りの少しく早くなりたるを電気の街のビル影に知る


Wl100728

今日も暑い。東京が猛暑日になったかどうかは、まだニュースがないのでわからないが、とにかく暑かった。

とはいえ、五時過ぎに秋葉原のプラットホームに立ったときには、風も出てきて、少しはしのげるぐらいになっていた。そういえば、太陽の位置もだんだん下がってきている。一番日の長い頃というのは過ぎてしまっているようだ。

明日は久しぶりのオフを取って、妻と海に行く。そんな日に限って曇りの予報だ。まあ、あまり日焼けしすぎないで済むだろうし、晴れ男だから雨の降り出す前には帰ってこれるだろう。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月27日

四捨五入して十六夜と呼ぶ月の川面に揺れて昇り行くなり


Wl100727

今夜は十六夜月。昨夜が満月だったので、ほんの少しだけ縁がかけ始めている。

とはいえ、月齢で言えば昨夜が十四台の後半で、今夜が十五台の後半。四捨五入して、昨夜が十五夜で、今夜が十六夜。微妙なところだ。

二階の窓から眺めると、その十六夜月が川に映って揺れている。今夜は雨も降らないので、いつまでも暑い。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月26日

夕立はアスファルトさらに縁石を冷やして遠きガソリンスタンドの灯


Wl100726

秋葉原で帰りの電車に乗ろうとしたら、ぽつりぽつりと雨が降ってきた。そのまま雨から逃げるように北上し、取手駅に着いた時には、まだ晴れていた。

駅ビルでちょっと買い物をして外に出たら、やっと雨が追いついて、この地でもぽつりぽつりと降り出した。熱を帯びたアスファルトの道に降った雨は、すぐに水蒸気となって立ち昇る。魚屋の店先のような臭いが立ちこめる。

道が濡れても、縁石は相当に熱をもっているらしく、乾いた色がなかなか変わらない。かなり冷やされたところでようやく蒸発が遅くなって、まだらに濡れ始めた。

道の彼方では、ガソリンスタンドに灯がともり始めた。

ちなみに、今日は私の誕生日である。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月25日

雨を待つ世界を冷やす雨を待ついかに冷ゆるか我は知らねど


Wl100725

今日は本当に朝から晩まで仕事。土日関係なし。日が暮れかけた頃から、少し涼しくなってきた。雨が降るのかもしれない。

空の具合が、何となく湿り気をしっかりと帯びた様相になってきた。一雨降ってくれれば少しは世の中が冷やされるのかもしれないが、天気予報では明日のつくば周辺の最高気温は三十四度。その次は二日連続三十六度になっている。むむう、焼け石に水のようだ。

今年の夏は電気代が上がりそうだなあ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月24日

雨待てどひむがしの空に稲妻の光るのみなり虚しきまでに


Wl100724

今日も暴力的なまでの暑さだった。これはどうも南関東の暑さじゃない。京都の街中を歩いているような感覚である。心しないと、気が遠くなる。

天気予報によると、日付の変わった頃に雨が降るらしい。そんな情報を知りながら眺めると、夕暮れの西の空が、なんとなくそんなような暗示をしているみたいに見えた。

夜の九時過ぎ、東よりの空で何度か稲妻の光るのが見え、遠くで雷鳴が聞こえるが、雨が降り出すわけではない。やはり日付が変わるまで待つことになるのだろうか。

雨は降っても、向こう一週間の最高気温の予想はずっと三十三~三十四度のまま。いや、このところは三十五~三十六度だったから、少しは和らぐということなのか。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月23日

一瞬の初鳴き聞こえ見上ぐれど夜蝉の見ゆるはずもなきなり


Wl100723

今日は夜に食事会があり、遅くなってから取手駅にたどり着いた。

駅から駐車場の道をたどると、草むらから虫の声が聞こえるが、ふいに頭の上から一瞬だけ蝉の 「ジジッ」 という声が聞こえた。つくば・取手近辺では、この夏初めて聞いた蝉の声である。

都会では夜でも明るい街頭やネオンが点いているので、蝉は昼と勘違いして鳴くのだそうだ。私はこれを近頃、「夜蝉 (よぜみ)」 と読んでいる。そのうち広辞苑に載せたいとまで思っている。今のところは、「よぜみ」 と入力して変換すると 「代ゼミ」 としか出てこないのが哀しいが。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月22日

眩暈するほどの日差しにぶら下がり鬼百合てふはかくも俯く


Wl100722

今日もものすごく暑い。暑いけれども、湿度が低くある程度風も吹いているので、外を歩いても気を失わずに済む。

末娘はようやく取れた休日で、海に行った。今日は海水浴日和だろう。今日は家にこもって一日原稿書きである。とはいえ、一日 PC の前に座っていては気が詰まるので、家の裏の土手を散歩したら、土手際にオニユリが咲いていた。

オニユリとよく似た種類にコオニユリというのがあるというのだが、私ごときには両者の区別は付かない。だからここでは、オニユリで通させてもらう。

オニユリというのは、なぜか下向きにぶら下がるようにして咲く。無理して上を向かない方が、オニユリとしては快適なんだろうか。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月21日

電気街のアスファルトには濃き影の刻まれてをり日は傾けど


Wl100721

滅茶苦茶に暑い日に、外を出歩く仕事になった。できるだけ日陰を選んで歩いたので、気を失わずに済んだ。

写真は秋葉原のホームから写した景色。午後四時を過ぎているのに、道路には濃い影がくっきりと刻まれ、人は汗を拭き拭き歩いている。

天気予報だと、明日の東京の最高気温は三十六度になるということで、その後もずっと三十三度という数字が続いている。

いやはや、本当に唐突に真夏になっちゃったものだなあ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月20日

天空に遠き九夜月眺むれば耳の傍にぞ蚊の羽音する


Wl100720

本当に暑い。命からがら電車に乗って、取手駅にたどり着いた。

駅から駐車場に辿る道から見上げると、まだ暮れていない空に半月より少しだけふくらんだ月が出ている。九夜月というらしい。

半月に近い月は、暗くなりかけると突然のように空の一番高い辺りに現れる。遠い月を見ていると、耳のそばで蚊の羽音が聞こえたので、あわてて急ぎ足になった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月19日

何事も思はざる目で夕焼けを眺むればただ夕焼け赤し


Wl100719

今日はこの夏一番の暑さになったそうだ。北関東では軒並み体温以上の気温を記録したという。

私は今日も仕事で、一日冷房の効いたところにいたから、暑さはあまり意識しなかったが、車に戻ったら車内に置きっぱなしのペットボトルの 「おーいお茶」 が、ホットになってしまっていた。

写真は夕暮れの景色。さすがに雲が出てきていたが、それが夕焼けに染まっていた。明日も晴れて暑くなるという予報である。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月18日

唐突に夏は来にけり目覚むれば世界は白きただ白き光


Wl100718

何だか唐突に夏がやってきたような気がしている。ちょっと前までは、今年の梅雨明けは遅れるんじゃあるかいかと心配していたのに、期待していた以上の夏空らしい夏空だ。

ちなみに、世間は三連休なのだが、私は全然休みが取れない。今日も仕事で古河まで行ってきた。古河まで行くには高速道路がないのだが、あったとしても渋滞で大変だっただろう。

写真は夕暮れ近い風景。天気が安定しているので、夕暮れになると入道雲は消えて、筋雲になっている。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月17日

郊外に帰る車のテールランプある時強くそしてまた弱く


Wl100717

梅雨明けが発表された。本当は昨日が梅雨明けでもよかったような気がするが、宣言はあくまで今日である。

今年の梅雨は、とくに末期の西日本でとんでもない大雨になったが、明けてみれば一転して、夏空である。「ああ、夏ってこんな空になるんだなあ。夏空そのものだなあ」 と思うような夏空だ。と、こんなくどい言い方をしたくなるほど、現金なまでの夏空である。

写真は夏の夕暮れ。郊外に帰る車のテールランプ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月16日

駅前の広場に椋鳥の声溢れ影の行き交ふ頃となりたり


Wl100716

またしてもムクドリの季節がやってきた。夕方頃に取手駅に着くと、西口広場の木をねぐらとするムクドリたちの、キュルキュルというけたたましい鳴き声がする。

写真ではわかりにくいかもしれないが、空にポツポツと点のように見えるのが、すべてムクドリである。また、木の枝にとまっている黒い影もみなムクドリだ。

何万羽という数のムクドリが、ここに集結している。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月15日

男らの駆け抜けし街に山土をしとどに溶かし那珂川流る


Wl100715

九州での仕事は順調に終わり。今、福岡空港で搭乗待ちである。ほどなく搭乗できそうだ。

心配された雨だが、今日の ”Today's Crack" に書いたとおり、ほとんど影響を受けなかった。自らの晴れ男ぶりがありがたい。

写真は、博多の那珂川。これでも昨日よりずっと水量が減ったらしい。山の斜面の土を一杯に溶かし込んだ泥水色である。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月14日

久方の雨降る中を益荒男は山笠担ぎ駆け抜くるらむ


Wl100714

仕事で九州の佐世保市に来ている。今日の昼過ぎに羽田空港を発ち、福岡空港から JR の博多駅に着くと、どうも様子がおかしい。

聞いてみると、大雨の影響で九州中の列車ダイヤがボロボロだという。私より半日先乗りしたスタッフは、3時間待たされたそうだ。明日は夜明け前から仕事だというのに、今日中にホテルに入れるだろうかと心配になった。

結果としては、なんとたったの 四十九分遅れで到着できたのだが、明日も雨が降るようなので、さっさと仕事を済ませて早めに帰ろうと思う。

ところで、明日は博多山笠のメインイベント、追い山だ。大雨の中の追い山は、さぞかし異常な盛り上がりを見せるだろう。

ところで、私はご存じのように晴れ男なので、博多に着いたときには、写真をご覧いただけばわかるように、全然降っていなかった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月13日

雨よりも熱き雫を両目より流し頷きくれし吾妹子


Wl100713

Twitter で私がフォローしている中では一番年が若いんじゃあるまいかと思うのだが、釘 (@kugi_niji) さんという女性がいる。

彼女が今日の夕方、「梅雨に枝垂れる 眼が濡れる 頭の先から藤の雨」 という短詩を tweet していたのにインスパイアされて、「ぬしと見上げる藤棚越しの雨ぢや涙のはずがない」 という都々逸を返したら、結構喜んでくれた。

相聞歌の極端に少ない私だが、時にはこのぐらいの艶っぽい都々逸を作るのである。

で、今日はいっそのことこれで行こうかと、一瞬思ってしまったが、やっぱり三十一文字のサイトに都々逸では具合が悪いので、少しアレンジしてみた。

ま、なんというか、妻に 「一緒に暮らそう」 と言った時のことを思い出して詠んでみたわけである。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月12日

夏の宵仰ぎて見れば何物も後光をもちて光りゐるなり


Wl100712

そういえば、心持ち日の入りが早くなってきた。七時半すぎに取手駅に着いたときには、もうすっかり暗くなっていた。

明後日からの一泊二日の九州出張のための航空券はずっと前から手配済みだが、現地の特急券を予約するのを忘れていて、今日あわてて予約した。

旧盆の一ヶ月前だからスカスカで、あっさりと取れた。写真は取手駅の階段下から駅舎を仰ぎみたところ

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月11日

湿り気をとつぷりと帯びし世の中はどろんと垂れて変わらざるなり


Wl100711

今日は一日水戸方面に仕事でお出かけ。車での旅である。地元には朝から晩までいないので、選挙は昨日のうちに済ませておいたことは、昨日の和歌日記に既に書いてあったか。

帰りはとっぷり日が暮れて、しかも雨まで降ってきた。車のウィンドウ越しに見える街の灯も、湿り気味だ。

夜が明けないうちに選挙の結果は出るのだろう。しかし、民主のチョンボで自民が勝つという選挙ほどつまらないものはない。開票速報も見る気がしない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月10日

世の中は二割の嘘を含みつつ川の流れのごとく行き過ぐ


Wl100710

明日は大忙しの一日になって、地元にいないので、今日の昼前に、参院選の期日前投票に行ってきた。投票所の市役所にはかなりの人が期日前投票に来ていて、順番待ちの列に並んだ。

当日もこのくらいの混みようだったら、かなりの投票率になるんだろうが、あまり期待できない。電話でのアンケート調査だと、毎回八十パーセント内外の人が 「必ず投票に行く」 と答える。

今回は八十四パーセントだかが、「必ず行く」 と答えたそうだ。ところが実際には、いつも六十パーセント行くか行かないかのところに落ち着く。

世の中にはいつも、二十パーセント以上のウソがあると思っていればいい。それも含めて世の中である。ウソもまことも、川の流れのように過ぎ去っていく。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 9日

降る雨は土を濡らせど紫陽花の色に届かぬ頃となりたり


Wl100709

晴れたのは昨日だけで、また梅雨空が続いている。九州なんて、もう地面が水を吸いすぎて、とっぷんとっぷんしてるんじゃあるまいか。

梅雨はまだまだ明けそうにないのに、アジサイの季節は終わろうとしている。シャーベットのようにみずみずしかった色が、だんだんひからびてきた。

今年の夏は、本当にどんな夏になるのやら。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 8日

来し方と行く末は地より湧く雲の川面に映り迫り来る今


Wl100708

今日と明日は、ずっと家にこもって原稿書きの仕事。電車で往復しなくてもいいから、体は疲れないが、ちょっとつまらないといえばつまらない。

陽は差しているが、朝につるした洗濯物が、なかなか乾かない。よほど湿度が高いのだろう。

今日の写真、雲の湧き具合が反対だと思われるかもしれないが、裏の川に映った空なので、そうなる。手前の草は本物。合成写真ぽい感覚になってしまう。

ふと気付けば、七月も最初の一週間が終わっている。梅雨が明けて、暑くなって、お盆になって、残暑が続いて、秋が来る。毎年の繰り返しだが、今年はそこにどんな気づきがあるだろうか。

来週の今頃は、九州に出張だ。さぞ暑いだろうなあ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 7日

我が家にはこれさへあれば大丈夫と思はする力炊飯器にあり


Wl100707

我が家の十年使った炊飯器が壊れて、スイッチを入れてもパイロットランプが点灯しなくなり、それでもどうにか運転しないわけでもないのだが、芯のあるご飯しか炊けなくなった。

寿命のようなので、夕方にアキバのヨドバシカメラに寄って、IH 炊飯という五・五合炊きを買った。これまで使っていたのは一升炊きだから、ほぼ半分。長女が独立して、ほかの二人の娘も大食い少女の時期を遙かに過ぎたから、これで十分だ。

それにしても、炊飯器というデバイスは、「これさえあれば大丈夫」 と思わせる圧倒的な力をもっている。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 6日

大雨の明くる朝の板東に木槿の白き花は開けり


Wl100706_2

ムクゲの花が咲き始めた。一度咲き始めると、十月頃までずっと咲き続けるから、息の長い花である。庭に皐月とムクゲと山茶花さえあれば、一年のうちのほとんどは花を見て暮らせるだろう。

昨日は東京と埼玉の境目辺りで、大変なゲリラ豪雨があったらしい。夜、常磐道の入り口を通りかかったら、電光掲示板に外環道が和光と大泉の間で、雨のために不通になっているとあって驚いた。

つくば周辺はせいぜい小降り程度だった。今頃の雨というのは、局所的にものすごい降り方をすることがあるから、用心しなければならない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 5日

打ち合ひて己が芯なる魂をリングに立てて残さむとぞする


Wl100705

夜、K-1 の試合を見た。ライト級トーナメントはなかなかいい試合だった。とくに決勝戦、大和哲也対久保優太の試合は、感動的でさえあった。

私はどちらかといえば総合格闘技の方が好きなのだが、立ち技の K-1 もなかなか迫力がある。

いい試合を見せてもらった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 4日

幼らの短冊に書きし願ひごと雲居の隙より天に届くか


Wl100704

取手駅の改札口に、恒例の七夕飾りが出現している。旧暦の七夕で育った身としては、梅雨も明けないうちからの七夕には未だに馴染めないが、もう憤るのはやめた。

以前は新暦で七夕をやるなどという無茶にぷんぷん怒っていたが、もう詮無きことと諦めた。やりたいならやればいい。私は決して同調しないけど。

それはそれとして、七夕飾りの短冊に書かれた子どもたちの願い事のほほえましさは、大切にしたいという気がする。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 3日

宇宙をば彼方に見れば大いなるスポンジなるか紫陽花は咲く


Wl100703_2

梅雨真っ盛りである。紫陽花がものすごく大きく咲き誇っている。

紫陽花と言うのはみればみるほど不思議な色合いをしている。どんなに見ていても飽きない。

宇宙ってこんなようなスポンジのようなものなのかもしれないという気になる。

 

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 2日

夕立の通り過ぎたる国道の向こうに霞むガソリンスタンド


Wl100702

日が暮れた取手駅に降りたら、駅前の道が濡れていた。夕立が降り止んだばかりらしい。

コンビニのガラスの内側にびっしりと水滴がついて、曇りガラスになっている。ものすごい湿気だ。

写真は雨に濡れた国道六号線の向こう側にあるガソリンスタンド。あまりの湿度に、すべてがかすんで見える。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年7月 1日

見上ぐれば雲切れかけてサッカーの選手戻りたる年半ばなり


Wl100701

写真は五反田駅西口から見上げた空。雨が止みかけているが、一番土砂降りの中を、歩いてきてしまった。

とは言っても、ほんの二分ぐらいの距離で、ズボンの裾はびしょびしょになったが、体はそんなに濡れずに済んだ。駅に着いて空を見上げたら、もう雲が切れかかっているので、「なんだ、これならもう少し待てばよかった」 と思ってしまった。

晴れ男の私にしては、珍しい現象である。

今日は年の真ん中の日。サッカーの選手たちが戻ってきた。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年6月 | トップページ | 2010年8月 »