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2010年9月11日

川岸の枯れ葦の先に止まりたる秋津動かず水動くとも


Wl100911

せっかく少し涼しくなったと思ったのだが、今日はまた真夏の暑さである。明日はもっと暑くなって、猛暑日になるという。とはいえ、朝夕は涼しい風が吹いて、暑さでバテてしまうというほどではない。

我が家の裏手の川も、水量が少なくなってきた。枯れた葦の先に、とんぼがとまっている。こんな情景を見ると、やはりもう秋なのだと思う。

週明けからは最高気温も三十度を下回ることになるようだ。ありがたい。これで八つ当たりしなくて済む。

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コメント

こんばんは~
トンボの写真がすてきです。
一本の葦に2匹も止まるなんて!!
すごいですね~~
というか
その川面のさざなみと、トンボのコラボが、とっても見事です~
短歌もいいですね。
水は流れていくけれど
トンボはじっととまっている。
いいな~~
すてきなシャッターチャンスと短歌が
ぴったりでした~


投稿: tokiko68 | 2010年9月11日 18時49分

今日も暑いねと日々いい合いながらも、目に映るもの
耳に聞こえるものは日々秋を感じるものになって行きますね。

夏は得意な季節ではないのですが、それでも終わる時には
ああ過ぎてゆくと寂しいのと似た気持ちがします。

歌を聴いて浮かぶ情景と写真とがピタリと重なる感じでした。

投稿: 緑茶好き | 2010年9月11日 22時03分

tokiko68 さん:

>一本の葦に2匹も止まるなんて!!

実はこれ、葦は二本なんです。
アングルのせいで重なって一本に見えてしまっています。

別の角度から写そうとして動いたら、トンボが驚いて逃げてしまいまして、この写真が残りました。

投稿: tak | 2010年9月25日 18時41分

緑茶好き さん:

>夏は得意な季節ではないのですが、それでも終わる時には
>ああ過ぎてゆくと寂しいのと似た気持ちがします。

こうした感慨について、Twitter に 「どんな悪女でも、成り行きで濃密に絡んでしまったら、別れ際に多少の未練が生じるみたいな」 なんて書いたら、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 ではないかという反応がありました (^o^)

で、

白露なるあしたに熱き茶を飲めばそこもと過ぎて暑さぞ忘るる

なんていう戯れ歌を詠みました。

投稿: tak | 2010年9月25日 18時47分

気がつくのが遅れました。
洒落が効いてて面白いですし、なんだか嬉しいです。
ありがとうございました。

投稿: 緑茶好き | 2010年10月24日 12時55分

緑茶好き さん:

狂歌というほどでもないので、やはり 「戯れ歌」 でしょうね。

投稿: tak | 2010年10月26日 18時05分

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