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2010年11月30日

葡萄酒の香りを吸へば我が胸に明治の御代の香りぞ満つる

At the old winery / Breathing in the flavor of wine / As well as atmosphere of the Meiji era


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写真は茨城県牛久市にあるワイナリー、牛久シャトーの前庭風景。牛久シャトーはあの神谷バーの創設者、神谷伝兵衛による日本初の本格的ワイナリーで、建物のいくつかが国の重要文化財に指定されている。

今日は仕事で牛久に行った際に、たまたま時間があったので寄った。仕事中だったので、ちょっと寄っただけで、時間をかけて見学するまではいかなかった。今度、たっぷり時間をかけてじっくり見物してみたい。

それから当然ながら、ワインも飲んでいない。車で行ったわけだし。

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2010年11月29日

ふと気付くコーヒーショップの窓際の降誕祭の小さき飾り

Very small display / At the window of a coffee shop / Christmas is coming


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いよいよクリスマスが近づいてきた。今日入ったコーヒーショップに、こんな洒落た小さなディスプレイがしてあった。

最近は、街のクリスマス・イルミネーションがあまり派手でなくなった。きっとコストや省エネの関係なんだろう。そこにいくと、この程度のささやかなものなら OK だろう。

それから、自宅の外壁や庭を飾り立てるクリスマス・イルミネーションもあまり流行らなくなったようだ。一時は目も見張るような飾り付けを、近所で競うようにしていたこともあったが、近頃はあまり見ない。ようやくまともになったということか。

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2010年11月28日

さし昇る冬の朝日の赤き日に庄内の地の黒雲を偲ぶ

More Brilliant Rising sun in Tsukuba / Darker sky in Shonai / Paradox in winter


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今日は日曜日だが、私は仕事。夜明け前に起きて、日が昇る頃に車で出発した。

十分ほど走ると、日が昇り始めた。今日はところどころ霧が漂っていて、その霧の上に顔を出した朝日は、本当に大きく見えた。関東の冬の朝日である。

故郷の庄内では、雪が舞ったらしい。そんな日は、関東ではご覧のように快晴ということになりやすい。冬の関東が晴れれば晴れるほど、庄内の重く暗い空が偲ばれる。

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2010年11月27日

一年はわけのわからぬものでありあと一月でわかるでもなし

A year is hard to explain / Remaining one month is not enough / To understand it


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いよいよ秋が深まってきた。借りている駐車場から取手駅に向かうみちにある竹林の端にある紅葉が、見事に色付いている。

今年は小さい秋なんか見つけないうちに、いつのまにか大きな秋になって、それどころか、冬みたいな寒さになってしまうこともある。

十一月も、今日を入れてあと四日を残すばかりで、師走に入ればあとは年末まで一気呵成だ。やれやれ、今年もなんだかわけのわからないうちに終わってしまうのか。

今日の歌は、なんだか狂歌じみてしまった。

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2010年11月26日

今の世にみらいの灯る横浜の港に赤い靴の音せず


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今日は業界関連の国際会議に出席させられて、横浜に夜までいた。写真は桜木町駅に向かう途中のみなとみらい21 の夜景。

本当は呑気に国際会議にいられるほど暇じゃなかったのだが、浮き世の義理でしかたがない。それにしても会議というのは疲れるし、眠い。

それにしても、近頃の横浜はちょっと昔っぽい雰囲気というのが薄れてしまって、どこにでもある大都市風になったと思う。

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2010年11月25日

来年の干支の画像を集めむと兎の顔を思ひ出しゐる


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来年の年賀状のデザインに使うために、あちことからウサギに関する画像を集めているが、なかなかピンとくるのがない。

ピンとくるのがなければ、自分で作ってみようというわけで、ちょっといろいろ遊んでいる。今日の写真はその中の失敗作だ。

ニューヨークの近代美術館のミュージアムショップで買ってきた花瓶が、ちょっとウサギを連想させるので、その前に鼻をつけてみた。ウサギに見えないこともないと思うのだが、あまりにもくだらなすぎるなあ。

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2010年11月24日

映画館なき秋葉原で独り観る映画を買ひて帰る人々

They buy movie disks in Akihabara / Downtown without a movie theater / To watch alone


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六日ぶりに都心での仕事。今日は道を歩いていても寒い。クリスマスが近い。

写真は日暮れの秋葉原のビル。この街も最近はすっかり様変わりして、まるで新宿か渋谷のような様相になっている。他のまちよりちょっと電気屋が多いぐらいの違いだ。

ああ、それから一番大きな違いは、この街には映画館がないということかもしれない。この街にくる人間は、映画を映画館ではなく、テレビかパソコンで観るのだろうと思う。

それから、飲み屋もないわけじゃないが、少ない。やっぱり少し変わった街なのかもしれない。

 

 

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2010年11月23日

筑波嶺の青き山影望む日に冬思はする風渡るなり

Cold wind and blue edge / Of Mount Tsukuba / Remind me the air of winter


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昨日からの雨は朝には止んだが、雲行きはずっとすっきりせず、午後には急に気温が下がって寒気がするほどになった。

九州の旅から帰ると、窓から筑波山の見えるつくばの暮らしである。だが出張の後始末でいろいろと時間がかかったので、まだ日常そのものというわけではない。

十一月も残すところあと一週間で、あとはどっと年末になだれ込む。

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2010年11月22日

西海の雨を連れ来て板東の乾きを癒す宵とぞなりぬる

九州出張から今戻ってきたところ。九州で昼前までに降っていた雨が、宵の関東に移動してきている。

今回の出張では忙しすぎて写真を撮ることができなかった。明日からまた通常の写真と和歌の記事に戻ることにする。

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2010年11月21日

西海の霧果つる処湯気立てて目も眩む日は今昇りくる

九州の朝は遅い。朝食を食べているとようやく日が昇ってくるのだが、それが西海の海霧に乱反射して、目がくらむほどの美しさだ。

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2010年11月20日

大いなる風車を回すおらんだの風の如くに世を吹き行かむ


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今日の歌は、ハウステンボスの近くのレストランで夕食を取ったときに詠んだもの。

いかにもオランダの景色のすぐそばで、懐石料理を食べるという不思議な経験をしてしまった。

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2010年11月19日

イザナギとイザナミの山ふところに小春日を浴び我は立つなり

Between the two peaks / Symbolic of two Japanese Gods / I enjoy the calm sunshine


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今日は所用でつくばに出かけ、ちょっと時間に余裕があったので、筑波山神社に参拝し、さらに天気もよかったので、ロープウェイで山頂にまで登ってしまった。

写真は筑波山の高い方の峰、女体山から男体山を望んだところ。男体山はイザナギノミコト、女体山はイザナミノミコトに見立てられる。

今日は日差しがあって風も弱かったので、山頂付近でも少しも寒くなく、関東平野を一望する景色を楽しむことができた。霞んではいたが、富士山と東京スカイツリーも見えた。

なお、明日からはちょっと電波状態の悪いところに出張するので、写真はアップできないと思う。多分、歌だけをアップして、写真と日記は後追いで掲載することになると思うのでよろしく。

 

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2010年11月18日

夕焼けの名残の空にのど飴の薄赤き色の雲流れ行く

After the sunset glow / Clouds flow in dark pink / The same color as the candy in my mouth


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朝から夕方までかかって、請け負っているサイトの更新を完了した。このサイトは時々大がかりな更新が必要になるので、なかなか大変だ。

日が暮れかかってから、妻に買い物を頼まれた。我が家では天然酵母のパンを焼くのだが、小麦粉が足りなくなったから、急遽買ってきてくれという。

写真はスーパーの駐車場。もう日は落ちてしまったが、西の空に夕焼けの名残が見える。小麦粉とのど飴を買った。

 

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2010年11月17日

クリスマスの入り口で未だクリスマスに距離を置くなりショッピングセンター

At the entrance of Christmas / The shopping center still keeps itself / Away from Christmas


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寒い一日だった。十二月下旬の気温だそうだ。もう世界は冬だ。

帰りに寄ったショッピングセンターで、コーヒーを飲みながら和歌ログの更新をしている。ショッピングセンターの入り口には大きなクリスマスツリーが飾られていた。

クリスマスツリーは飾られていても、店内に流れる音楽はまだクリスマスソングではない。ごく普通の軽いポップミュージックだ。

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2010年11月16日

凪の刻すすきは冬の入り口で時間を止めて棒立ちに立つ

An afternoon calm / Pampas grasses stand still / At the entrance of winter


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今日は自宅で仕事。朝はものすごく冷え込んで冬のようだった。午前中は結構風も吹いたが、午後からは寒さはそのままで無風状態になった。

我が家の裏手を流れる川の土手に薄が生えているが、無風状態だと棒立ちである。棒立ちの薄というのは、どうにも絵にならない。

少しは風になびいていてくれないと、薄が薄としての役割をはたしていないように見えてしまうが、これもまた自然現象だから、仕方のないことである。

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2010年11月15日

乾きたる街に冷たき雨降りて路面は深き海とぞなりぬる

Cold rain in the city / Streets turns to the sea / Reflecting illumination


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昼から雨という予報で、確かに昼前から今にも降り出しそうな雲行きになったが、実際に降り出したのは三時過ぎ頃からだったろうか。しかも、本降りになったのは四時過ぎ頃だったと思う。

降りだしとともに、寒さまでやってきた。明日の朝はかなり冷え込みそうだ。

雨に濡れた路面に明かりが映り込み、街は海になる。

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2010年11月14日

車停めただ眺めゐる紅のもみぢ降り来よ山より里へ

Stop the car and see / Scarlet of autumn leaves / Going down the hill to the country


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仕事で福島県に来ている。天気は上天気というわけではないが、穏やかな曇り空で、時々薄日がのぞく。曇り空にしてはかなり暖かい。出張では雨の降らない晴れ男の私だから、いつも通りのありがたい天気である。

写真は磐越自動車道の差塩パーキングで見かけた紅葉。かなりきれいだった。福島県は今、平地でも紅葉が見頃のようだ。

今日は帰りが遅くなりそうで、明日も朝から仕事だから、帰りもしっかり高速道路を通って体力温存しておこう。夜道は一般道もつまらないしね。

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2010年11月13日

クリスマスツリーは走る人を愛づたとへ何周遅れようとも

The Christmas illumination / Save those struggle to run / Regardless of laps behind


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土曜日ではあるが、水戸方面にでかけて日が暮れるまで仕事にかかり、遅くなってからようやく帰宅した。途中、トイレ休憩に寄ったショッピングセンターでは、もう華やかなクリスマスツリーが立っていた。

緑と赤、そして金色。年末の色である。ああ、この色の組み合わせを見ると、時の経つのは何て早いんだと思う。

ただ、時の経つのはどんなに早くても、こちらの方も何とか追いついていられるというのも不思議なことだ。時の方が来年になっても、こっちは今年の秋頃のゆったりとした時間を過ごしていられたら、どんなに楽かと思うが、後で取り戻すのが大変だろうから、リアルタイムでひいひい言っている方がまだましなのだろう。

いや、もしかしたら、既に何周も遅れて走っているのかもしれないが、クリスマスツリーの季節になる度に、その周回遅れを帳消しにしてもらっているのかもしれない。

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2010年11月12日

くつきりと際立つビルの黄昏に迎ふる冬の影こそ見ゆれ

Clearly edged evening view / Tells us winter is coming / Just around the corner of the city


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今日は昨日よりもまた穏やかな日だった。どうも立冬を過ぎてからの方が秋らしい日が続く。

とはいえ、やはり日の暮れるのが早くなった。この景色は、午後五時の上野駅パンダ橋から都心方向を見渡したもの。どうやら iPhone のカメラが自動調節機能を働かせて、明るめに写してしまったようだが、実際にはかなり日が暮れてしまっている。

夏だと、立ちのぼる蒸気のせいでもっとぼんやり映ってしまうのだが、こうした輪郭のくっきりした写真をみると、冬が近づいているとわかる。

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2010年11月11日

庄内も今朝は青空なりといふ竹林揺らす風も吹きゐて

Shakes the bamboos cold wind / Blown by the blue sky  / The same blue is seen in my homeland


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明け方はかなり冷え込んだ。ということは、朝から上天気である。雲一つない青空が広がった。

関東がこれだけ青空ということはよほど西高東低の冬型気圧配置が強いのだろうと、iPhone のアプリで天気図を出してみたら、さにあらず、日本列島の南側のみが、大きな高気圧に覆われている。いわば、広い高原に乗っかっているようなものだ。

道理で、Twitter でも庄内の人たちが 「昨日よりずっと穏やかな天気」 と書き込んでいるわけだ。

写真は、大きなマンションの裏手にあるこんもりとした竹林。かなり風が強いので、モンスターのようにうごめいている。

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2010年11月10日

愛宕山の隧道の彼方浄きなり同じき秋の光なれども

Over the Atagoyama Tunnel / Daylight shows another grace / Though it is the same autumn light


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今日もどちらかといえばうらうらとしたいい陽気だった。しばらく冬の入り口を味わってから、ようやくまともな秋に戻ったようだ。あのまま冬に突入では、あまりにもいい季節が短すぎる。

写真は、神谷町方向から虎ノ門方向に抜ける愛宕山のトンネルの手前。トンネルの奥に、虎ノ門方向の秋の光が見える。

iPhone 4 に変えて二日目。順調に使いこなしている。他のスマートフォンは使ったことがないので、比較検討はできないが、基本的に iPhone は自分に合っているような気がする。

この写真も、iPhone 4 で撮影したもの。3GS で撮ったしゃしんよりもだいぶいい感じだと思う。これなら、普段はデジカメを持ち歩かなくても済みそうだ。

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2010年11月 9日

新しきアイフォンの内にこれまでのよしなしごとの生き返る不思議

What a wonder! / Everything has perfectly revived / Inside the new iPhone


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実はばかげたことに、iPhone 3GS を洗濯機で思いっきり洗って、お釈迦にしてしまい、iPhone 4 に機種変更した。二年縛りの途中だが、これがないと仕事にならないので仕方がない。

アプリケーションやデータは、マメに iTunes でバックアップを取っていたし、さらに MobileMe も利用しているので、ほとんど完璧に復活させることができた。こうしたデバイスを利用するには、バックアップをきちんと取ることが本当に大事である。

二年縛りを卒業していないので、今後しばらくはソフトバンクに支払う金額が少し高くなるが、さすがに新機種だけに、レスポンスが今までとは明らかに違う。ストレスがほとんどない。そういうことなので、結果オーライということにしておこう。

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2010年11月 8日

柿の枝に柿残りゐて鳥たちも今しばらくの秋に鳴くらむ

Hear the wild birds /  having another autumn songs / For persimmons are still fruited


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今日は案外暖かい一日だった。こんなような日が続いてくれれば、まだ秋のような気がする。

裏の川の土手沿いに、柿の木が生えている。誰の地所というわけでもないので、自然に生えたものかもしれない。

誰の地所でもないので、誰もその柿を採らない。毎年、鳥についばまれるまま冬になる。今年はまだずいぶん残っているので、まだ本格的な冬には間があるのだろう。

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2010年11月 7日

栗のいがに鳥の残せるがらんどうの奥まで秋の日は届かざり

Autumn ray could not reach / the bottoms of chestnut prickle halls  / that made by wild birds


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今日の訪問先の駐車場。端の方に隣の地所から栗の木の枝が張り出していて、その下にイガがたくさん落ちている。栗の実が採れるかなと思ったが、既に鳥がすっかり食べてしまっていて、もぬけの殻ばかりだった。

それにしても、鳥たちはこんなにとげとげのイガをこじ開けて、さらに固い栗の実をよくついばんでしまえるものである。結構苦労するんだろうか。それとも、たやすくやってのけるのだろうか。

いずれにしても、大した芸当である。

今日は立冬だが、とりあえずまだ 「秋の歌」 としておく。

 

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2010年11月 6日

すさまじき声を聞きたる明け方の川に青鷺穏やかに立つ

Grey heron stands  / In the stream so gracefully / Contrasted with its evening caw


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裏の川にアオサギ (確かな確証はないが、多分そうだと思う) が来て、流れの中に立っている。

アオサギというのは飛びながらでも鳴くし、夜でも鳴くらしい。道理で近頃、日が暮れてからとか夜明け前とかに、川の方から騒々しい鳴き声が聞こえてくると思ったが、こいつだったのか。

アオサギというのは、その優雅な姿からは想像も付かないほどの、かなり下卑た声で鳴く。オナガという鳥が、結構美しいのに 「ギャー」 という興ざめな鳴き声みたいなものだが、アオサギは 「ゲェー」 という感じで、なおすさまじい。

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2010年11月 5日

首を曲げ体に埋める鴨の如くマフラーに首を埋める明け方

Like wild ducks at dawn / Burying their necks in their bodies / I bury my neck in my muffler


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今日は昨日よりずっと天気がいいし、風も穏やかだ。とはいえ、朝から天気がいい分、明け方の冷え込みもかなりのものだった。

裏の川の鴨たちも、首を体に埋め込むように折り曲げている。ただ、あんなに寒そうに首を体に埋めながら、体の方は冷たい水に浸って大丈夫というのが、私には不思議である。まあ、水は羽毛にまではしみこんで来ないんだろうけど。

こちらも、朝早いうちは首にマフラーを巻いて歩いている。鴨が首をすくめて体に埋めるのとおなじようなものだ。

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2010年11月 4日

そこここに波紋浮かびて魚潜むと知れども鴨はただ浮かびゐる

Wild ducks float still / Though spreading round ripples tell / Fishes swim in the water


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昨日に続いて穏やかな日だ。昼過ぎまでは今にも降ってきそうな雲行きで寒かったが、だんだん晴れてきて夕方前には気持ちのいい涼しさに変わった。

裏の川に今年も鴨が渡ってきている。夕方になって、そこここに魚の潜んでいることを示す波紋が浮かび上がっているが、鴨はそれに興味を示さず、静かに水に浮いている。もう腹一杯食べてしまったんだろうか。

水面に映る黄色はセイタカアワダチソウの色。直接見ると憎々しい色だが、水に映ると少しは風情を感じさせる。不思議なものである。

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2010年11月 3日

日を受けて光る薄の穂の下で揺るる川面は空の色なり

The sky reflects on the ripples / Of the river under the pampas grasses / Shining in the autumn shade


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今日は昨日よりも安定したいい天気だったかもしれない。さすがに文化の日、昔で言えば明治節の日は、よく晴れる。

薄の穂が日を受けて輝きながら、風になびいている。川面にはさざ波が揺れる。いかにも秋らしいのどかな日だ。

近頃は天気が極端から極端に振れすぎだが、こんな日がたまにはあってもいい。

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2010年11月 2日

蒼天の彼方に見ゆる富士の嶺の雪いただきて秋は深まる

The top of the Mount Fuji / Covered with white snow / A long way over the blue sky


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昼頃には薄曇りになってしまったが、今朝は気持ちのいい晴天だった。朝から晴天というのは、先月十一日の体育の日以来だそうだ。

ただ、今日の晴天も予報によれば 「秋晴れというよりは冬晴れと考えた方がいい」 というようなものだそうだ。確かに、日影を歩くとかなり肌寒い。

それでも雲一つない青空というのは、久しぶりに見るとうれしいものである。出がけに遠くを見ると、冠雪した富士山の頂も見えたし。

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2010年11月 1日

雨上がり空に青さの戻り来てプラタナスの葉色づき始む

The sky regains its blue / After the rain / Slight autumn tints of sycamore leaves


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今日から十一月。神田の並木道のプラタナスが、ほんの少しだけ色付いてきた。

昨夜からの大雨と強風で、朝の電車ダイヤが少し乱れていたが、朝の九時頃には雨はほとんど止んでいて、午後二時頃からはかなり日が射してきた。このところ極端な天気が続いたが、ようやく安定した状態になりつつあるようだ。

少しは秋らしい天気が続いてくれないことには、せっかくのいい季節が甘受できない。今年の冬は寒くなるという予報なので、つかのまの秋の陽気を楽しませてもらいたいものだ。

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