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2010年12月22日

隣り家(や)の取り壊されてトタン板露はとなりぬビルを望めど

Under the high building / Neighbor house was knocked down / To expose poor outer wall


Wl101222

今日は冬至。昼が一番短い日とされるが、日没は先々週あたりよりちょっとだけ遅くなっていて、四時半を過ぎてもけっこう明るい。その代わり、日の出がそれ以上に遅くなっているので、昼が一番短いということに違いはない。ちなみに、日の出は冬至を過ぎても年明けまでどんどん遅くなる。

写真は、神谷町あたりの風景。ちょっと路地に入ると、昔ながらのしもた屋と超近代的な高層ビルが折り重なって見える。隣の家が取り壊されて駐車場になったりすると、それまで見えなかったトタン板の外壁があらわになったりしてしまう。

昔からの街でなければ見られない光景。「戦後」 という言葉が急に身近に感じられる。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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