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2010年12月21日

黒土の小さき穴の底にても白きままにて猫逝きにけり

White lady cat / Still remains white / Buried under the black earth


Wl101221

昨夜帰宅したら、我が家の二匹の猫のうち、年長の方の白猫が死んで、妻と娘たちが泣き濡れていた。享年十八歳。猫の寿命は十五~十六年と言われているから、十分に長生きした。大往生である。

かなり前から動きは鈍っていたのだが、この二~三日、動かずにじっと横たわっていることが多くなっていたので、そろそろ寿命かなと思っていた。しかし、ちゃんと猫トイレまで行って排泄していたので、そんなに急に逝ってしまうとは思わなかった。

この猫はとても気位の高い猫で、容易に人になつかず、気に入らないことがあるとすぐに噛みついたりひっかいたりしていた。

朝一番で庭に穴を掘り、埋葬した。十八年間、我が家に潤いを与えてくれてありがとう。写真は、元気な頃に庭で日を浴びる姿。

これで、一時は犬一匹に猫二匹いた我が家も、今は黒猫一匹になってしまった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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