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2011年3月19日

大いなる今宵の月はあのなゐを呼びたりとても澄み渡る月

Even if it caused the earthquake / The clearest is / Tonight's  Super Full Moon


Wl110319

今夜はやけに外が明るい。聞けば今夜の月はスーパーフルムーンというのだそうだ。

十九年ぶりに月が地球に最接近し、通常より十四パーセント大きく、三十パーセントも明るい満月なのだそうだ。そんな大イベントだったとは、今日になるまでちっとも知らなかった。

そういえば、六年半前の十月二十三日、"月の引力は 「地震発生の最後のひと押し」 になるらしい" という記事を書いたのを思い出した。(参照

驚いたのは、その記事を書いたその日の新潟地方の二度目の干潮時刻が 十七時五十六分で、新潟中越地震の起きた時刻とピッタリ重なっていたのである。このことについては当時、マスコミもほとんど触れなかった。

今回の地震は満潮干潮の時刻とは関係がなかったが、十九年ぶりの大接近の直前ということなら、月の引力が 「最後のひと押し」 になったのかもしれないと考えても、不自然じゃないだろう。

月はしかし、そんなこととは関係なく、ひたすら明るく澄み渡っている。

(歌の 「なゐ」 は、「地震」 という意味の古語)

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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