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2011年3月29日

一輪の桜の内に満開を願ふ心の宿りゐるなり

In only one blossom of cherry / Dwells our earnest wish / For full blossom of life


Wl110329

自分の和歌を英訳して、それを英語の "haiku" ということにし #haiku というハッシュタグで Twitter で紹介しているのは、前にも述べたとおりである。

昨日のは "At the backyard of Tokyo / In unusual dimness / Cherry blossoms began to bloom" という haiku だった。元の歌は 「いつになくほの暗き街の裏庭で桜は既に咲きたりといふ」という歌である。

これを Twitter に紹介したところ、時々私の haiku を Retweet して紹介してくれているSandyInBerlin さんが返句をくださった。

new cherry blossoms / need nothing more than a nudge / of encouragement (参照

Grace under pressure / Stoic despite such despair / a tear a smile (参照

という haku である。これを日本語の短歌に訳すと、次のような感じになるだろう。

この年の桜は人の前を向く心のほかに何も求めず

何もかも失ひたれど涙もて微笑む人の高貴なるかな

この二首を Twitter に掲げておいた (参照 1参照 2

なお、今日の写真は、昨年に撮っておいたものである。今年の桜は、まだこれほど満開じゃない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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