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2011年3月18日

吹く風も慈悲にやあらむ炉を冷やし空青くして梅は咲きゐる

Even the cold wind has mercy / To cool down the reactors / Ume still in bloom


Wl110318

大地震から一週間経った。ようやく本格的な救援が始まったようだ。

しかし、悲しい知らせもあった。妻の弟嫁の実家が津波にさらわれ、両親と妹夫婦が行方不明だそうだ。生き残ったのは妹夫婦の息子一人。私は彼の小さな時しか知らないが、今は立派な青年だろう。

昨夜半まで丸二日間、真冬以上に冷たい北東の季節風が吹き荒れた。もしかしたら、あの風のおかげで、原発は少しは熱を持ちすぎずに済んだかもしれない。そして放射性物質を陸上から海に吹き飛ばしてくれたかもしれない。

避難所で夜を過ごす人には無慈悲な風だったろうが、あの冷たい強風がなかったらもしかしてもっとひどいことになっていたかもしれない。今は何でも受け入れよう。

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