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2011年5月25日

ただ一輪咲きて力の尽きてのちなほ紅きまま地に残る薔薇

Petals of only one rose / Fell down to the earth / Still keeping  its gorgeous shade


Wl110525

我が家の裏の空き地に咲いていたバラが散った。今年は木に体力がないようで、二輪目の咲く様子がない。体力が回復するまで待たなければならないようだ。

ということは、この最初の一輪は、当座の体力の限りを尽くして咲いてくれたのだろう。見事にしかもさりげなく、役割を終えて散ってくれたということだ。ご苦労様でした。

地面に落ちても、花びらは美しい。それはバラに限った話ではない。

「急ぐとも決して外に漏らすなよ吉野の花も散ればきたなし」 という貼り紙をトイレでみることがあるが、私はこれが好きじゃない。花とオシッコを一緒にしちゃいけない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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