我が父のいつ死ぬとても満足と言ひつつ生くる逆説の幸
Whenever I would die / I am happy enough / Father says in fortunate paradox
昨日に帰郷し、今日は既につくばに戻ってきた。父の退院は延期。
点滴の甲斐あって体力はかなり回復し、自力で食事もできるようになったが、いかんせん、肺の物理的ダメージがかなり大きいようで、検査結果の数値の波が激しい。これが安定するまで、もう少し様子を見る方がいいという主治医の判断である。
当人は至ってさばさばしたもので、上機嫌である。「もう十分に生きたから、死ぬ分にはいつでもいい」 なんて言っている。こんなに上機嫌なものだから、当人の言い分とは裏腹に、まだまだ死にそうにない。ありがたい逆説である。
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