野分遠く去りて残れる泥水の跡より下で遊ぶ白鷺
A white heron plays / Under the mud mark of the backwater / Caked by past typhoon
今日は忙しくて写真を一枚も撮れなかったので、不本意ながら、これは昨日の昼前に撮った写真である。裏の川に白鷺が一羽降り立っている。
昨年の今頃はまだ残暑が厳しくて、「秋はまだか」 なんて言っていたのだが、もうすっかり秋の気配だ。朝晩は冷え込んで、セーターを着てマフラーを巻いたりしている。
川の水量もすっかり秋の様相で、川底が露出しかけている。向こう岸の堤防の途中まで、茶色の泥がこびりついているが、あれは先日の台風で水量が一時的に増えたときのもの。あそこまで水面が一挙にあがり、また一挙に下がった。
このくらい浅くならないと、白鷺はこの川には降りて来れない。
それにしても、こんな光景をながめていると、半年前の震災の津波被害を連想してしまう。津波はあんなものじゃなかったのだ。震災はまだ、心の傷として残っている。
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