一時も色をとどめぬ花なれど花器に盛らるる奥底の色
In a ikebana vase / The fundamental tone of flowers / Which turns constantly in appearance
あるところで見た生け花の写真。
聞くところによれば、ブータンという国には花屋という商売がないのだそうだ。彼の国の人は 「生きた花を切るのはかわいそう」 と感じるのだという。
しかし生け花というのは、その 「生きた花を切るのはかわいそう」 というエモーションを越えて、花の本当の命を現そうとする行為のように思える。
「かわいそう」 を超越して、花を生かしているとも言えるのだ。
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