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2012年1月15日

一時も色をとどめぬ花なれど花器に盛らるる奥底の色

In a ikebana vase / The fundamental tone of flowers / Which turns constantly in appearance


Wl120115

あるところで見た生け花の写真。

聞くところによれば、ブータンという国には花屋という商売がないのだそうだ。彼の国の人は 「生きた花を切るのはかわいそう」 と感じるのだという。

しかし生け花というのは、その 「生きた花を切るのはかわいそう」 というエモーションを越えて、花の本当の命を現そうとする行為のように思える。

「かわいそう」 を超越して、花を生かしているとも言えるのだ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

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