« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »

2012年3月31日

暖かき春の嵐の後に吹く北風受けてカレーを食す

Joy of curry / In the chilly evening / After the stormy warmth


Wl120331

午後に雨が降って、その雨を境に、昼過ぎ頃までは 「春の嵐」 で、雨が降った後は 「寒い北風」 に変わってしまった。どうなっているんだかわからない天気である。

本格的インドカレーを無性に食べたくなって、守谷のインド料理屋で、ダブルカレーのセット (チキンカレー、野菜カレー、ナン、サラダ) を食べた。辛口だが、口から火を吐くというほどには辛くない。

暑かろうが寒かろうが、普通に暖かかろうが涼しかろうが、カレーが嫌になるということはない。

 

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月30日

春の日の高速道路をひた走りサービスエリアに夕闇迫る


Wl120330

今日、遅くなって自宅に帰ってきた。仙台での仕事が終わってから、酒田の実家により、昨年六月に父が入院して以来、ずっと実家にいた妹を迎えに行ったのである。

妹が身一つなら、鉄道で自宅に帰ればいいだけの話だが、ペットのウサギまで一緒にいたので、車でなければ移動できず、大雪に積もっている間は動けなかったのだ。

今回、東北の高速道路無料化が終了する直前に移動して、妹は東京の自宅に帰ることができた。これからは、酒田の実家をどうお守りするかが問題である。

写真は夕暮れの高速道のサービスエリア。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月29日

山肌の木々の根元に解け残る雪の白さのみちのくを行く


Wl120329a_2

今日は仙台での仕事が終わってから、酒田の実家に寄っている。

写真は途中の山形道のサービスエリアの駐車場。雪がどっさり残っている。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月28日

何事もなく更けて行くみちのくの春の夜風ぞ未だ冷たき

1332938198279.jpg


福島に来ている。本当の目的地は仙台なのだが、とりあえず今日は福島で来て前泊だ。

こう言ってはなんだが、福島というところは県庁所在地としては、新潟と並んであまりそそられない街だ。個人的偏見なので、甚だ申し訳ない言い方だが。

福島県なら郡山とか会津若松とかの方がずっと面白いし、新潟県なら長岡だ。

というわけで、駅前のホテルに入って、早々に寝ることにする。ちなみに写真はホテルの部屋の窓から見える福島駅。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月27日

さざ波の水面に映る空を見て己の影を見ず泳ぐ鴨

Wild ducks never see their own reflections / But that of the sky / On the surface of the steam


Wl120327

つくば周辺の夜明けは、久しぶりに氷点下になったが、夜が明けてからは気温が順調に上がり、十三度ぐらいの暖かさになった。

もっとも、いつもの年ならば真冬でもちょっと日が射せば、そのくらいの温度にはなる。十三度でもかなり暖かく感じるということは、体が寒さに慣れてしまったということなのだろう。

我が家の裏の川に、近頃ようやく鴨の姿が戻ってきて、毎日見られるようになった。真冬が寒すぎて、多分もう少し南の方に行ってたんだろう。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月26日

常になき寒さの春の風を受けわが宿の梅つひに咲きたり

My ume blossoms / Came out at last / In unusually cold winds


Wl120326

我が家の庭の梅が、ようやくまともに咲き始めた。いつもの年なら、桜の咲き始める頃である。遅咲き記録大幅更新だ。

昼過ぎに風で窓ガラスの揺れる音がし始めたので、遅れてきた春一番かと思って外に出ると、冷たい北風だった。

春分はとっくに過ぎたので、今頃になって強い南風が吹いても、春一番の記録にはならないが、それにしても、まだまだ本格的な春ではないらしい。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月25日

春の日の日立の山の堀越しに虎と目の合ふ昼下がりなり


Wl120325

日立市のかみね動物園というところに行った。入り口のすぐ近くには象がいて、そのほかにもトラ、ライオン、ゴリラ、チンパンジー、サイ、カバ、キリンなどのほか、子どもが直接動物に触れあえるコーナーには、ウサギ、ヤギ、モルモットなどがいて、なかなか盛況だった。

写真のトラは、こちらの気持ちを察して堂々としたポーズを取り、カメラ目線までしてくれた。寝ころんでばかりのライオンよりも、ずっといい役者だった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月24日

頬撫づる風冷たくも常陸なる山懐に春は来にけり


1332632863755.jpg

インターネットの届かないところで一泊したので、二十四日の分は、不本意ながら日が変わってからの更新だが、日付は二十四日とさせていただく。

自然たっぷりの山懐にいる。いい気持ちである。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月23日

山茶花の咲き残る芽のあまたあり咲き急ぐらむ春雨の中


Wl120323

近所の生け垣にサザンカの花がきれいにさいていて、よくみると、まだ咲かずに残っている花芽がかなりある。まだまだ目を楽しませてくれそうだ。

この冬がいかに寒かったか、そして、本格的な春の訪れがいかに遅いかの証拠である。

いや、まてよ、これはサザンカじゃなくてツバキなのかも知れない。図鑑で調べると、サザンカの花時は冬で、ツバキは早春なんだそうだ。ツバキだとすると、ちょうど今が花時ということになる。

ツバキなんだろうか。ああ、わからない。でもまあ、ずっと前から咲いているし、サザンカということにしておこう。

 

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月22日

雨を呼ぶ風吹き来たり草も葉もやはらかとなる彼岸過ぎの日

The wind is calling rain / Leaves look soft / Under the cloudy sky


Wl120322

今日はかなり春らしい暖かな日だったが、明日は雨模様で気温が上がらず、またもや最高気温が一桁台という日になるという。やれやれだ。

今日も夕方近くになると空はだんだん曇ってきて、日が暮れてからは、気温が急に下がってきた。

我が家の庭の梅の蕾もかなりほころんできたのだが、まともに咲いてみせるのは、明後日辺りになりそうだ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月21日

春の日の暮れて冷気の去り際の身を切る風の渡る家路よ

Cold winds on the way home / At the moment that / Chilly air leaves Japan Islands


Wl120321

彼岸を過ぎて天気がいいと、日が長くなったのを如実に感じる。今日は午後六時頃まで十分に明るかった。

写真は午後九時過ぎの上野駅常磐線快速電車のホーム。さすがにとっぷりと暮れて、風が冷たくなり始めた頃だ。十時過ぎに取手駅に着いた頃は、体感的には真冬の風に戻っていた。

明日はまともに春らしい日になるらしい。楽しみである。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月20日

土手を埋むる蓮の台に座りゐる仏の座てふ紫の花


Wl120320

土手の横っ腹にホトケノザが咲き始めた。小さい赤紫の花で、葉っぱが蓮の台 (うてな) のような形でついているので、この名になったんだと思う。

私はこのホトケノザと春の七草の一つであるホトケノザは同じものだと思っていたのだが、それは間違いだったと今日初めて知った。

七草のホトケノザは、これとは別の種類で、今は 「コオニタビラコ」 と呼ばれているキク科の草なのだそうである。

いやはや、あぶない、あぶない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月19日

この年の彼岸の入りの寒風の収まりてなほ梅は開かず


Wl120319

朝から吹き荒れていた冷たい強風が、夕方前にようやく収まった。風が収まったと思ったら、上空は逆に嵐の時のような雲が出始めた。

明日は彼岸の中日だというのに、今日はびっくりするような冬型の気圧配置で、北の日本海側では吹雪になったところもあるという。

昨年の秋から寒さに襲われて、彼岸になってもこんな寒いというのは、なかなかお目にかかれない。普通は秋の終わりから寒波が来たら、途中で必ず寒波の息切れになって、冬の終わりはむしろ暖かくなったりするのだが、この冬のスタミナはものすごい。

我が家の梅は、いくら遅咲きとはいえ、早ければ三月の上旬、遅くても十七~十八日頃には咲いていたのだが、この春はまだ蕾のままだ。明日になって咲くという様子でもない。彼岸の中日を過ぎても咲かないというのは、完全に遅い記録になってしまう。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月18日

精霊の日の雨に濡れ常の葉のほのかに光りゐる車輪梅


Wl120318

今日は 「精霊の日」 なんだそうだ。柿本人麻呂、小野小町、和泉式部の三人の命日ということで、そうなっている。しかし、それはどうみても怪しいことで、とはいえ、怪しいからこそおもしろい。これについては、今日の "Today's Crack" で論じている。

「精霊の日」 というにふさわしい天気で、午前中はどんよりとした曇り空で、夕方前には雨になった。我が家の裏のシャリンバイの葉は、雨に濡れて光っていた。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月17日

遠くまで続く電柱は雨に煙り一本ごとに霞み行くなり

Electric poles stand in line / Seen gradually hazy / In the cold rain


Wl120317

夕べからずっと、冷たい雨が降り続いている。夜明けはむしろ暖かいぐらいだったが、それからずっと気温が上がらず、仕事部屋でキーボードを叩いていても、指先が冷たい。

写真は昼過ぎに、地元の図書館にでかけたときのもの。田んぼの彼方の景色が、霧がかかったようにぼんやりと霞んでいる。

こんなだから、我が家の梅は当分咲きそうにない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月16日

川面には鴨の姿の戻り来て空に囀り満ち始めたり

Though wind is still cold / Wild ducks came back to the river / The sky is filled with tweets


Wl120316

俗に 「春に三日の晴れなし」 という。春は天気が変わりやすくて、晴れは三日と続かないということだ。

しかし、今日で四日ぐらい晴れの日が続いている。ということは、まだ本格的な春じゃないということだ。確かに風はまだ春の風じゃない。冷たい北風である。

二月は光の春、三月は風の春 (または、音の春)などというが、中旬になってもまだ、風の春になっていない。その代わり、小鳥のさえずりがひっきりなしに聞かれるようになって、音の春にはなってきたようだ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月15日

去年の昨日咲きたる梅に日は射せど小さき蕾固きままなり

Ume buds remains small and hard / In the sunshine / Though bloomed yesterday last year


Wl120315

昨年の和歌日記をみると、さしもの遅咲きの我が家の梅も、震災直後の 3月 13日には咲き始めている (参照)。去年の春先だってけっこうな寒さだったという記憶があるが、今年は輪をかけて寒いのだろう。

我が家の梅は、まだようやく蕾が膨らみ始めたばかりで、弾けて咲く気配はまったくない。少なくとも、あと三~四日は無理だろう。

今年は超遅咲きの梅と付き合うことにする。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月14日

水鳥の泳ぐ川面に高々と跳びたる鯉の波紋広がる

A splash made by a carp / Jumped upon the stream / Waterfowls swim silently


Wl120314

今日は風は冷たいながらも、日射しが柔らかく、春の気配を感じさせた。空に浮かぶ雲もぽっかりとして、春の綿雲らしい形だった。

裏の川に水鳥が戻ってきている。この冬はいつもの冬と比べて白鷺や鴨などの水鳥が少なかったが、少し暖かくなったと思ったら姿を見せ始めた。これまでは、もっと暖かい所に避難していたんだろうか。

水鳥が泳ぎ、鯉の跳ねる川が戻ってきた。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月13日

北風の吹き渡る里で待ちきれず咲き始めたる犬ふぐりかな

In the cold winds / Wayside speedwell flowers / Can't wait moderate sunshine


Wl120313_2

びゅうびゅう風の吹く音が聞こえるので、春一番かと思って外に出たら、冷たい北風だった。本格的な春はまだまだ先らしい。

それでも、庭の片隅にほんの少しだけオオイヌノフグリの小さな花が咲き始めた。暖かい春風を待ちきれなかったとみえる。

それにしてもこんなに可憐な花なのに、昔の人はひどい名前を付けたものである。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月12日

寒風が息切れもせず吹く下で律儀に顔を出す蕗の薹


1331570407091.jpg

我が家の裏の土手際に、フキノトウが顔を出した。この姿を見ると、春が来たと思う。

しかし、今日は真冬に戻ったような北風だった。朝、風の音がするので、春一番かと思ったが、外に出ると凍えるような北風だった。

昨年秋からの寒波が、まるで息切れせずまだ続いていることには、驚く他ない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月11日

揺れたりといふ記憶のみ残りゐて天気のことは覚えなきなり

The only memory is trembling earth / Can't remember the weather / Of today last year 


Wl120311

三月十一日。あの震災から一年経った。もう忘れたいという思いと、まだ終わらない処理に立ち向かわなければという思いが交錯している。

あの日は、この大地が揺れに揺れたのである。大地が揺れただけでなく、海が押し寄せた。さらに原発がダウンして、今に至るまで放射性物質を漏らし続けている。忘れようにも、まだまだ問題が生々しすぎる。

あの日はどんな天気だったか、とんと忘れてしまった。少なくとも雨は降っていなかったように思う。とすれば、こんなような空だったのだろうか。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月10日

火の国の元を治むる神の宮に湧き出づる水豊かなりけり


Wl120310

阿蘇山を見物してから、阿蘇神社に参詣した。大層立派な神社で、肥後国一宮ということになっているそうだ。楼門は鹿島神宮 (茨城)、 筥崎八幡宮 (福岡) とともに日本三大楼門に数えられるという。

お寺の楼門にはもっと立派なのがあるが、神社としてはそういうことになるのだろう。

いや、お寺の場合は楼門とは言わずに山門とかいうのだろうか。ちょっとウェブで調べてみたら、お寺でも楼門というところもあるようで、そういえば歌舞伎でも石川五右衛門が出てくるのは 『楼門五三桐』 で、南禅寺の山門ということになっている。とにかく、このあたりはよくわからん。

阿蘇神社の楼門のそばには、湧き水がどんどん出ていて、手水には困らないようだった。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 9日

熊本の空に薄日の射し来たり南はいよいよ春となりたり

Sunshine came / To the sky of Kumamoto / With the air of spring


Wl120309

仕事で熊本に来ている。写真は昼頃に到着した熊本空港から見上げた空。雨が止んだばかりのようで、道路はまだ乾ききっていなかったが、空はだんだん雲が晴れてきていた。

相変わらず晴れ男で、仕事に入った時にはきっちりと晴れていた。ありがたいことである。

今日は熊本に一泊。明日帰ることになる。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 8日

固きまま膨らみきれぬ姿して梅の蕾の赤み増したり

Though remaining small and hard / Ume buds have turned red / Just a little bit


Wl120308

昨日はずいぶん暖かかったが、今日は雨模様でそれほど暖かく感じない。それどころか、明日からはまた最高気温が一桁台に戻るようだ。来週前半は、最低気温が零度と予想されている。

我が家の梅の蕾も、三日前よりは膨らんで、やや赤みが増した気がするが、まだまだ固い。明日以後は冷え込むので、おいそれとは咲き出さないだろう。

明日は熊本に出張だ。九州は暖かかろうと気予報をみたら、明日と明後日の最高気温は十三度と十二度でしかない。寒くない格好をしていこう。

 

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 7日

春風の微かに渡る神宮に常なる緑揺れてゐたりき

Evergreen trees were slightly swinging / With the spring breeze / In the Atsuta Shrine


Wl120307

名古屋への出張から帰ってきた。

名古屋には多分、50回ぐらい行っているが、四十代の頃は名古屋を素通りして一宮に行き、その夜は名古屋駅に隣接したホテルに泊まって、翌日に帰ってくるパターンが多かった。

それ以後は、名古屋駅近くに借りた会議室で会議し、終わったら帰って来るというパターン。つまり、名古屋の市街にまともに出たことはほとんどない。そんなだから、名古屋城と熱田神宮には一度も行ったことがなく、それがずっと気がかりだった。

今回の名古屋出張では、時間的余裕が少々あったので、やや駆け足ではあるが、名古屋城と熱田神宮の両方を廻ってきた。昨日は中国地方に春一番が吹いたらしいが、名古屋はまだ。とはいえ、強風は吹かなかったが、暖かい春風だった。

写真は熱田神宮。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 6日

ビルに沿ひ廻る光の環となりて尾張の空を行く観覧車

A Ferris wheel rounds / Along the building wall / As a shining loop in Nagoya


Wl120306

仕事で名古屋に来ている。名古屋というところはおもしろいところで、来るたびに 「え?」 と思うことが多かったりするのだが、今回もやはり 「え?」 という景色に遭遇した。

街のど真ん中に、観覧車があるのである。しかも、ビルにピッタリと沿って回転しているのだ。

下の方を動いている間は、横を向けばビルの中の人と目が合うだろう。ビルの中からは、常に観覧車のボックスの間近に行きすぎるのが見える。

それで別に、なんともないんだろうなあ。慣れてしまって。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 5日

この春の梅の蕾の小ささに去年を揺らせる震災を思ふ

Looking at tiny buds / Of this year's ume / I remember the earthquake in last year


Wl120305

毎年今頃になると、梅の咲き具合が気になってくる。我が家の庭の梅は超遅咲きなので、いずれにしても三月の中旬にならないと咲かないが、今年はとくに遅くなりそうだ。

写真は今日写した蕾の具合。まだまだ小さい。昨年の今頃の様子 とくらべても明らかに小さいし、膨らんでいる蕾の数も少ない。

来週の日曜は、あの震災から一周年だ。震災の後も、寒かった。彼岸を過ぎても寒かった。それでも、昨年は三月十三日には咲いた。今年はもっと遅くなるだろう。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 4日

風の中ヘッドライトの糸を引き家路を辿る車の列よ

A line of headlamps / Of automobiles going home / In the cold wind


Wl120304

今日もゾクゾクするほど寒い一日だった。夜明け頃の冷え込みはそれほどでもなかったが、期待したほどの日射しがなく、昼になっても気温はほとんど上がらなかった。

明日は一日中雨降りだそうだ。まあ、天気が周期的に変わりやすくなったというのは、春の特徴ではあるのだが、今年は気温がなかなか上がってくれない。

明日は啓蟄で、虫たちが顔を出す頃ということなのだが、少しは暖かくなってくれるかなあ。明後日は名古屋に出張だが、晴れてくれるといいなあ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 3日

彼方まで送電線は空を行けどあまりに細し春伝ふるに

Power lines go so far / But too thin / To bring warmth of spring


Wl120303

今日は晴れるという予報だったが、それほどしっかりと晴れたわけじゃない。常に雲は多くて、夕方頃にはますます多くなっていた。

明日こそはかなりしっかりと晴れそうだが、そのかわり気温は低いままで、つくば周辺の最高気温は一桁台、最低気温はまたしてもマイナス二度にまで落ち込む予報だ。

このところ、毎年三月になると言っている気がするが、今年も 「春はまだか」 というつぶやきが漏れ始めた。あの最低気温がマイナス六度というような、寒さの底からは脱出したが、本格的な春らしさはまだ感じない。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 2日

フリージアの花の香りの満ち満ちて吾が玄関は華やぎにけり

My entrance porch is decorated / With a fragrance / Of yellow flowers of freesia


Wl120302

妻の友人がフリージアの花を持ってきてくれたので、お気に入りの MOMA で買った花瓶に入れて飾った。

フリージアは冬に咲く花なんだそうだ。今年は寒いからまだまだフリージアの出番が続いているらしい。この花はとてもいい香りがするので、玄関一杯に香りが広がった。

今日は一日中冷たい雨だったが、明日は晴れるらしい。晴れても最高気温が一桁台にしかならないようだが、今日よりは暖かいだろう。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年3月 1日

暖かしといふほど暖かくもあらず日暮れて寒き風の吹くなり

It was not so warm / As the forecast / Rather cold after the sunset


Wl120301

今日は暖かくなるという予報で、確かにお昼前後は電車の中がムッとするぐらいの暖かさになったが、外に出てみるとそれほどでもなく、午後三時頃には肌寒いほどになった。

今から思えば、電車の中がムッとするぐらい暖かかったのは、無用な暖房のせいだったろう。せいぜい十四度ぐらいの気温で、あんなにムッとするはずがない。普通の年なら、真冬でもちょっと暖かいと東京の最高気温がそのくらいになったりする。

夜になるとそれなりに肌寒い風が吹いていた。明日はまた、最高気温が一桁台の日に戻るらしい。梅が満開になるのは、まだまだ咲きのことになりそうだ。

(写真をクリックすると、拡大表示されます)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年2月 | トップページ | 2012年4月 »